内容説明
9人のクリエーターが自分の暮らしから発想したモノづくり。
目次
赤木明登―いちばん大切なのは暮らし。人と一緒にいることを慈しめる道具があったらいい。
小泉誠―その土地だからこそできること。自分がつくりたいと思えること。二つが合致した時にデザインが生まれる。
坂田敏子―いつも使い手としてつくってる。生活に根ざした、身体に必要なモノ。自分が使いたいモノをさりげなくつくっていきたい。
高橋みどり―自分が欲しいと思えなくては世に出す意味がない。プロの使い手の感覚を貫いたモノづくり。
永見眞一―「つくる」ことと「売る」ことの絶妙なバランス。木を知り抜いた、八十三歳現役デザイナーの果敢な挑戦。
中村好文―建築も道具も目指すのは、奇抜でも特別でもない、「ふつうでちょうどいい」モノ。
前川秀樹―アートから生活道具へ。境界を越えて広がる創作のフィールド。結局は、好きなモノをどう表現するか。
三谷龍二―美しさとは、使い飽きないこと。使われてはじめてモノに力が生まれる。だからきちんと使えるものに。
山口信博―人とモノの間には、原始的で根源的な感覚があったはず。その探求が普遍的なモノへと導く。
自分の仕事や暮らしから発想する9人のモノづくり(中村好文)