内容説明
キリスト教福音派の人々は、“ハルマゲドン”を固く信じる“終末論”者であり、全米の総人口の4分の1近く、約1億人もいるアメリカ最大の政治勢力だ。その思想の実態を理解すれば理解するほど、アメリカの分裂がいかに深いものか、そして「内戦」はもはや避けられない段階にまで迫っていることがわかる。
目次
第1章 神格化されたドナルド・トランプ―「悪魔」と戦う第2次政権
第2章 キリスト教福音派の心理―回心とキリストの降臨
第3章 アメリカ人が共有する終末論のシナリオ―「破壊」と「再生」への期待
第4章 州の分離と独立運動―すでにはじまっている合衆国の分裂
第5章 内戦に至るシナリオとシミュレーション―分岐点は2026年の中間選挙
第6章 現代の福音派系の預言者たち―能力者か、解説者か、扇動者か?
第7章 テクノ・トランスヒューマニズムと終末論―技術の発展が終末論を強化する
第8章 日本人と終末論的メンタリティー―「Qアノン」と「福音派」の融合と影響
著者等紹介
高島康司[タカシマヤスシ]
世界情勢アナリスト、著述家、教育産業コンサルタント。早稲田大学卒業。北海道札幌市で生まれ、子ども時代を日米両国で過ごす。在学中に、アメリカ・シカゴ近郊のノックス大学に公費留学。帰国後、教育産業のコンサルティング、異文化コミュニケーションの企業研修などのかたわら、国際情勢分析、ビジネス書、並びに語学書を多数発表。実質的英語力が身につく書籍として好評を得ている。様々なシンクタンクの予測情報のみならず、陰謀論といったイレギュラーな方法などにも注目し、社会の変動のタイムスケジュールを解析。その分析力は他に類を見ない。現在、メルマガ『未来を見る!「ヤスの備忘録」連動メルマガ』を配信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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