内容説明
明治の伝説の大富豪の言葉に今どき女子もびっくり!日本人が書いた最高の人生哲学と賞された数々のお金に関する名言により、ひとりの女子が成長していく姿を描く。生き方がお金をつくる!
目次
金というのは貴重なものだ。ところが、世の中には、往々間違った考えにとらわれて、この人生に最も大切な金を頭から否定してかかる手合がある。
実際、いかなる不運、不幸も、不景気も、決してそれが永久的につづくものではない。時計の振り子のごとく、また波の起伏のごとく、やがては元に戻るものである。
金儲けは理屈でなくて、実際である。計画でなくて、努力である。予算でなくて、結果である。その秘伝はとなると、やっぱり根本的な心構えの問題となる。
本来人間は、前途に大きな目標なり、目的なりがあるときは、それに対応する闘志を生ずるものである。
幸福とは、自己の努力によって健全なる欲望が満たされ、精神、肉体共に愉快を覚ゆる状態を指し、しかも、それが自己の健康と社会の希望に反しない場合をいう。
私はこのままならぬ世の中を処して、これをままにするただ一つの秘法を知っている。それは、この世の中を、ままならぬまま、在るがままに観じて、避けず、おそれず、自らの努力を、それに適応させていくことである。
人は学校をもってのみ物を学ぶ機会と考えているが、人生、学校で学び得るくらいは知れたもの、職業の精進によって初めて本当の人格は磨かれ、広汎的確な生きた知識を獲得することになるのである。
私も努力しさえすれば、人並み以上、天才近くにもなれるのだという自覚自信が、私の一生を、どれだけ力強く鞭撻してくれたかわからない。
真の幸福そのものは、比較的、進歩的のものであるから、常に耐えず新たな努力精進を要するものである。
人間は活動するところ、そこに必ず新しい希望生まれてくる。希望こそは人生の生命であり、それを失わぬ間は人間もムダには老いない。
運は気持ちで直せ。
一つの完成は一つの自信を生じ、さらに高次的な完成を生むのであって、この完成の道程には、限りなき自己練磨の進境が開かれてくるのである。私は常住坐臥、絶えず愉快に生きるために、毎朝目覚めると、まずきょうも生きていたことを何よりも有難くおもい、忙しければ忙しいほど仕事がたくさんできるとよろこび、日々健康に、日々愉快に働ける自分自身に感謝している。
著者等紹介
有我咲英[アリガサキエ]
作家・自己啓発小説家。心に無理をしない節約方法で、地方都市のOLだった29歳にして、二千万円の貯金に成功。退職後、別ペンネームでのエンターテイメント作家を経て、自己啓発小説家となる。会社役員、投資家でもあるパラレルキャリア(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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