内容説明
「自由な時間」を多く持っている人こそが、ほとんうの「豊かな人」。より多くお金をかせぐことより、自分のために時間を使うことを選択した人々、ダウン・シフターたちのスローな生き方のすすめ。
目次
あなたも、のんきで気楽な生活ができる
ものの見方が生き方を変える
仕事人間は奴隷と同じ
あまり働かないことは健康にいい
失業―自分がどんな人間かを知る真のテスト
私を退屈させているのはこの私
誰かがおこした火で温まるのではなく、自分で火をおこそう
受身の活動だけでは何も得られない
禅の教え―今この瞬間に生きよ
くだらない仲間といるよりひとりになれ
優雅な生活に大金はいらない
終わりは、今、始まったばかり
著者等紹介
ゼリンスキー,アーニー・J.[ゼリンスキー,アーニーJ.][Zelinski,Ernie J.]
仕事と自由時間をクリエイティブにする方法のコンサルタントであり、この分野での講演会も数多くこなしている。カナダのアルバータ州エドモントンに住む
三橋由希子[ミツハシユキコ]
翻訳家。京都府出身。国際基督教大学卒。心理学専攻。工業デザイン会社、国際会議運営会社を経てフリーの翻訳家に。主に経営・経済・広告分野の翻訳に従事
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takashi Naito
7
アーリーリタイアに向けた目標設定の参考になる本。仕事をやめたいと思ったとき、さまざまな障害や不安が想定されるけど、その一つ一つが実際大したことではないと丁寧に説明されてる。2018/12/06
白い駄洒落王
6
想像以上に面白くためになった。人生の指針に。2013/11/11
しょうじ
3
心に響いた本でした。「働けなるまで働いて、その後は老後の生活」というステレオタイプの人生感を持っていた。私は早期に引退した。直後無力感や罪悪感が想像以上に襲ってきた。しかし本著では人生を掴み直せば、仕事に追われ時間の余裕のない生活ほど逆に味気のないものだと訴える。時間的余裕を得た者は、受け身にならず、経済的金銭的な幻想に引きずられずクリエイティブに生きるべきで、そうすれば人生をより豊かにする実験ができるのではないかと腹に落ちた。警告として何もせずただ無為に時間を過ごすと早く死ぬとの警鐘も聞こえた。2023/02/21
aby
3
仕事をしなくなった後の自由時間を有効に使うためのノウハウが学べた。自由時間を有効に使うためには事前の準備が必要で、受動的にならずに行動的になることで満足感が得られるとのこと。現役時代からこの本を読むことで将来へ備えができると思う。2018/12/01
たけやん
3
ダウン・シフターのすすめ的な良書。 経済的な自立に大金は不要。信用やシェアリングエコノミーなど、生活の質を高める方法は増えている。理想としてはそちらが良いのかもしれない。 ただ、1度は大金を手にしたい欲求があるのも事実。目標を達成してから、取り入れようと思う。 1人を楽しむこと、これは意識したい。2018/07/17