内容説明
日本はドイツを“反面教師”にせよ!日本人のドイツのイメージは重厚で知的で冷静。しかも、「ドイツにはその昔、音楽も、医学も、法律も教えてもらったし、戦争の時は軍事同盟も結んだし…」などと、親近感の持ち方も半端ではない。多くの日本人は今でも「ドイツとは、真面目で勤勉な人たちが住むハイテク工業国だ」と信じている。ところが、いつの間にかすっかり様変わり。人々が勤勉に働き、電車や郵便が正確に機能するドイツは、すでにない。それどころか、エネルギー政策の失敗のせいで国際競争力が失われ、この調子ではいつまでハイテク工業国でいられるかも怪しい―。
目次
序章 メルケルの「理想」がドイツの「凋落」を招いた
第1章 「移民・難民」…先進国で次々に巻き起こる異変
第2章 異常な「極右」排除が突き進む「全体主義」
第3章 非科学的で不合理だった「脱原発」と「再エネ」
第4章 地獄に堕ちても中国を捨てられない
終章 日本はドイツよりも先に「米国依存」から脱せよ
著者等紹介
川口マーン惠美[カワグチマーンエミ]
作家。日本大学芸術学部音楽学科卒、1985年にドイツ・シュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了。2016年、『ドイツの脱原発がよくわかる本』(草思社)で第36回エネルギーフォーラム賞・普及啓発賞受賞、18年に『復興の日本人論 誰も書かなかった福島』(グッドブックス)が第38回の同賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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