内容説明
年をとると幸せになる。幸福の絶頂期は80代!健康の専門家でもない医者に健康相談をしてもムダです。医者が出した薬を勝手にやめても問題はありません。「脳の思い込み」をコントロールすればストレスは減る。
目次
第1章 精神科医は世の中の事件をこう見る(ジャニーズ事件の共犯者・テレビ局を断罪せよ;りゅうちぇるさんの死について考えさせられたこと ほか)
第2章 医者や病気と上手に付き合う(医者が出した薬を勝手にやめても問題はありません;病人しか診ていない医者に健康相談をしてもムダです ほか)
第3章 老いの季節を楽しむ(年をとると幸せになる。幸福の絶頂期は80代!;ボケたら終わりどころか、アメリカの大統領だって務まる ほか)
第4章 自分の心と向き合う(「脳の思い込み」をコントロールすればストレスは減る;みんなに嫌われないように気をつかうなんてバカバカしい ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年、大阪府生まれ。精神科医。東京大学医学部卒、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、浴風会病院精神科を経て、立命館大学生命科学部特任教授、一橋大学経済学部非常勤講師。川崎幸病院精神科顧問。和田秀樹こころと体のクリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ほのぼの
26
著者は老年精神医学が専門の精神科医。多くの高齢者を診察してきた著者が自身のYouTubeチャンネルで発信してきた内容をまとめた本。どこにも忖度せず言いたいことをズバッと言い放ってる感じが痛快。第二章の『人体実験中』には驚愕!自ら血糖値300,血圧160〜170の高数値をキープ。いや、高過ぎるでしょ⁉って心配になるが、これくらいの数値のほうが元気でいられると主張。ただし結果は10年後にならないとわからないらしい。(笑)ぜひ10年後に元気ピンピンで結果を示し〝老い方上手〟の見本となってもらいたい。2024/01/29
tomo
14
☆☆☆☆ 年をとると幸せになる、幸福の絶頂期は80代。えーホント、これから楽しいことだらけ?そう思えない日々ですが、こうしていつでも好きな本が読めるのは幸せなんですねー、うん。あんまり多いとハゲますよ、と言われ敬遠していた男性ホルモン。年齢とともに減少していき、仕事もそれ以外もやる気が減っていった一因だったのか。ホルモン注射は難しいので、その物質が多いと言われる肉食中心にして無気力にならないよう注意しよう。※年齢のせいか、こういった表紙を見るとつい手が。2023/11/13
古本虫がさまよう
4
悪質な犯罪をおかす人間が親から虐待を受けている「虐待サバイバー」であることが多く、幼少時にそういう親から引き離すことが肝要なのに、そういうことを怠っている現状への批判もある。なるほどと。薬づけの医療状況への批判などはもっともかなと。著者自身、いろいろと病気を抱えていて、数値が一定を超えるとクスリを飲むこともあるが、その一定ラインも巷間言われているよりは「高め設定」で大丈夫とのこと。 あと老人になると「男性ホルモン」が減り、「性欲」のみならず(?)「意欲」も減るのが問題だとの指摘。思い当たるところあり? 2023/10/24
神谷孝信
0
いつもながら医療に対する見識を増やしてくれる、この本はエッセイ集で、更に他にも読みたくなる内容。42023/12/17