内容説明
社会的常識とはまったく別個の生物学的常識によって人間社会を斬っていきます!
目次
はじめに 日米のPC狂騒をBCで斬ります!
第1章 「血液型」で人生は決まる?―コロナ・伝染病に負けずに長生きする人生戦略
第2章 ハゲは嫌われても、がんには強い―失うものがあれば得るものがある相互戦略
第3章 「遺伝子の見破り」は猫でもできる―動物も人も繁殖戦略は自己チュー
第4章 独創性はマジックか病気で生み出せる?―錯覚を活かした能力開発戦略
第5章 ポリコレに毒された日本の皇統・政界・論壇―恐るべき日本亡国戦略
著者等紹介
竹内久美子[タケウチクミコ]
1956年、愛知県生まれ。1979年、京都大学理学部卒。同大学院で動物行動学専攻。1992年、『そんなバカな!遺伝子と神について』(文春文庫)で第8回講談社出版文化賞「科学出版賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミライ
34
動物行動学で男と女について語られた『ウエストがくびれた女は、男心をお見通し』の続編的一冊。「ハゲは女に嫌われるが胃がんに強い」「野村監督が絶好調時にパンツを買えなかった理由」「長身の阿部寛と大谷翔平の違いはアゴにあり」「羽生結弦がモテる理由」などなど、世界の様々な研究を基に男女雑学が大量に収録されていて面白かった。男と女の(主に性の)雑学を知りたい人にオススメ。2022/07/19
奏市
12
生物学の最新の知見を学べ参考になるとともに面白くもあった。ただ全5章の内1章を政治・皇室に充てるなどその主張の強さには驚いたが。Hox 遺伝子の中で番号の大きい遺伝子群は生殖器や指など体の末端部の工事の現場監督のような役割をしており「工事の現場監督たちが共通していれば、出来上がり具合も同じようになるだろう」から、男の指を見てセクシーさを感じる女性がいると。すんなり納得するわけではないが面白い話。「動物行動学は人を楽な気持ちにさせる学問。だから私は大好きなのだ」うまくできた筋書きでその気持ちにはなれた。2022/12/18
oooともろー
3
動物行動学からの色んな研究。最終章だけ浮いてる。2022/09/02
青いランプ
1
動物行動学と人間社会を比較するのは、面白かった。2024/09/22
COLD SWEAT
0
最近の著書は、これまでの焼き直しが大半だったが、本書はそれほど重複のネタは多くない。最後の章は、極めて政治色の強い内容だし、生物行動学的解釈ともずれを感じるので、別の書籍で深堀りすべきなのでは?2025/03/11