内容説明
トランプと習近平そしてディープ・ステート(国際金融資本)との三つ巴による仁義なき10年戦争が始まった。
目次
はじめに 二〇二一年は「ハルマゲドン元年」
第1章 「武漢肺炎危機」における危機管理の失敗
第2章 世界の覇権をめぐる「三つ巴の十年戦争」が始まった
第3章 ディープ・ステートが挑む「最後の戦い」
第4章 トランプ再選と習近平王朝の衰滅なくして世界の平和はない
第5章 正念場の日本、ポスト安倍をどう乗り越えるか?
著者等紹介
馬渕睦夫[マブチムツオ]
元駐ウクライナ兼モルドバ大使、元防衛大学校教授、前吉備国際大学客員教授。1946年京都府生まれ。京都大学法学部3年在学中に外務公務員採用上級試験に合格し、1968年外務省入省。1971年研修先のイギリス・ケンブリッジ大学経済学部卒業。2000年駐キューバ大使、2005年駐ウクライナ兼モルドバ大使を経て、2008年11月外務省退官。同年防衛大学校教授に就任し、2011年3月定年退職。2014年4月より2018年3月まで吉備国際大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
ヒロの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわっち
20
アメリカ大統領選でいろいろ起きた事が今起きていないのは、やはりトランプ落としのためにいろいろ行われたのが、正しいと思った。著者の言うことが、全て正しいかわからない。ただ、国際金融の思う通り、物事が進まなくなったのも事実に思います。また、変な軍事事件は、著者の言う通り、戦争をしたい人が、指導者の意図と違う軍事行動により、大きくしようとしてるのに見方に賛同しました。ワイマール憲法により、ドイツを閉塞させ、ヒットラーが解放したという見方をしています。日本も同じ可能性を感じました。ワイマールを調べようと思います。2021/06/28
クマシカ
9
2020年に書かれた本ですが、2021年を迎えた今読んでもなるほどと頷ける内容。馬渕氏のグローバリズムへの警鐘は、昨今の世の中に対する違和感に答えるものではないでしょうか。ポリコレなど少数の意見を過剰に擁護し、被害者と加害者を生み出し分断を煽る風潮は危険。それぞれの国がそれぞれの文化や得意分野を活かしてお互いに干渉せず良い距離感で関わっていく、それは右傾化ではなく行き過ぎたグローバリズムに対する自然な対応かなと。著者の視点を丸呑みはせず、一つの捉え方として覚えておきたいと思う。2021/01/11
PINGE
5
安倍総理の辞任発表で度肝抜く直前の執筆ということで、ふと寂しさが。にしても激動のこの数ヶ月と動き続けている現在まさに読む意義も大きい。今まさにトランプ再選なるかの人類史に残る転機。日本も武漢熱対策のいかんで国の衰退の危機。経済止めて自死が病死を上回ることになりかねない。欧州のように移民政策も失敗しそう。 最後は読後の感想から離れてしまいました。2020/11/29
いっしー
4
エビデンスが少ないので、凄く納得したわけではないが、大手のニュースにはかなりディープステート寄りの報道が多いのではと感じた。今後はニュースもただ聞くのではなく、背景を考えながら注意深く聞きたいと思う。新型コロナウィルスに関して、法律に基づいて粛々とやるのではなく法律を越えた決断をするのが政治、という記述が印象的だった。2020/09/30
Hideo
3
最新の2022年版も刊行されてるけど、先に2020年に出た2021年版でどんだけ当たってるか?(失礼)確認の意味を込めて。昨今のウクライナ情勢も気になるが、この時点ではトランプ再選しないととんでもない事が起こってしまうかもといった予測。幸い中国の暴走には至っていないけど確かに予断を許さない。新型コロナを一貫して武漢肺炎と呼称するなど、テレビやネットニュースの言う事しか聞いていない人には考え方・視点を拡げるためにも読んで欲しい一冊。2022/05/07