Wac bunko
たばこはそんなに悪いのか

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  • サイズ B40判/ページ数 261p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784898317471
  • NDC分類 498.3
  • Cコード C0236

内容説明

男たちがみんなたばこを吸っていた頃、日本は元気だった。恣意的な疫学、人間を物質的にしか見ない医学の“理系”アプローチによるたばこバッシングに“文系”からの反論!

目次

プロローグ 百害あるものは百利あり
第1部 たばこバッシングの歴史的構造(ジャパニーズ・パラドックス;バッシングはいかにして起きたか;疫学調査の欺瞞 ほか)
第2部 たばこはそんなに体に悪いのか(喫煙と疾病;バッシングを加速させた“受動喫煙”;“ニコチン依存症”の“発明” ほか)
第3部 たばこのチカラ(急速に広まった喫煙の風習;人は、なぜたばこを吸うか;シガレットの「光と影」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

196
2016年12月に出版されたこの本、今の時代に 歯向かうようなタイトルに惹かれて読了。 著者が「喫煙文化研究会」であり、巻末に 著名人をずらりと並べているのが、なぜか 可笑しい。立場が変われば 主張も変わるという 言葉を地でいく本だが、中味の信憑性よりも その必死さが面白い。 「たばこバッシング」の歴史的構造、 受動喫煙問題の登場、そして たばこのチカラ.. たばこという永遠の課題を 違う視点で観るには よい本だった。 2017/03/16

うらじ

5
タバコでガンになるという研究はタバコは体に悪いという前提のエビデンス集めに終始しており、なぜ体に悪いのかという説明は一切してない非科学的なものばかり。人の身体は複雑なものでAをすればBになるというものでもないし、心理・社会的な側面も無視できないのに話を単純化しすぎている。単なる愛煙家の言い訳や異論にとどまらず科学哲学レベルでの反論になっているのが面白い。答えありきの研究は科学を歪めるのだ。2017/04/13

くらーく

4
たばこが悪いとは思わないけど、たばこを吸う人のマナーが悪いのでは。全員とは言いませんが。2017/03/25

ゆーいちろー

3
煙草には煙と匂いがつきものであることは承知しているので、昨今の公共施設での全面禁煙、また東京五輪に向けての飲食店完全禁煙の議論は大いに結構。けれどもおおいに気に食わないのは猫も杓子も禁煙キャンペーンな風潮である。本書は「科学的」とされる煙草バッシングに「文系」の立場から反論するという趣旨である。さぞかし「喫煙は文化だ」的な情緒論かと思えば、どうしてなかなかバッシングの根拠の科学性のなさを論証していて面白い。養老さんの喫煙者はアルツハイマーになりにくい、この情報だけで僕には喫煙する理由になるのである。2017/07/10

ふーぱお

2
喫煙が身体に悪影響を与えることはもはや常識として間違いない。が、世の中にはたばこ以外にも身体に悪い習慣や環境があるのにたばこ(喫煙者)を異常にバッシングするのはどうか?と思い読んでみました。予想以上に科学的に文化的に真摯に解説されておりますが、嫌煙者の心には絶対に響かない本だろうな笑 2021/04/07

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