内容説明
秀吉は「東亜共栄圏」を目指していた!日本型指導者の一番は信長でも家康でもなく秀吉―なぜか?
目次
第1章 歴史の大断層「応仁の乱」
第2章 群雄勃興
第3章 近世を開いた信長
第4章 天下布武を引き続いだ秀吉
第5章 太閤秀吉の栄華
第6章 海外進出への意欲
第7章 官僚の屈辱外交と日本軍の活躍
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
上智大学名誉教授。英語学者。文明批評家。1930年、山形県鶴岡市生まれ。上智大学大学院修士課程修了後、独ミュンスター大学、英オクスフォード大学に留学。Dr.phil.、Dr.phil.h.c.(英語学)。第24回エッセイストクラブ賞、第1回正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ムカルナス
7
秀吉の朝鮮出兵について徳富蘇峰が日中韓の文献を調べ詳細に記述した歴史書をベースに実態がどうだったのか述べられている。●朝鮮出兵の目的は明攻略で朝鮮は通り道に過ぎなかった。国内統一後に隣国に攻め込むのは当時は一般的。●各地の戦闘においては日本優勢だったが海軍力がなく制海権をとれないため補給路が確保できず目的未達での撤退となった。●講和では屈辱外交をした僧侶や官僚がおり明や朝鮮側も言うことが出鱈目だったので不調に終わった。このときの外交は現在の日中韓外交の迷走ぶりにも似て今日の原型のような感じがする。2017/08/24
GASHOW
1
権力バランスが崩れると戦乱になる。戦国時代は、平和を祈る時代だったんでしょうね。2020/03/21
kota
1
第3巻は戦国編。有名な武将、戦いが登場してくるも、細部に至っては知らないことばかり。細川勝元vs山名宗全、守護大名同士が激突した応仁の乱は、歴史の大断層であった。桶狭間の戦いでは、信長の奇襲攻撃は正面から突破した。長篠の戦いでの信長の鉄砲戦術は、鉄砲の本場のヨーロッパで使われるよりも1世紀以上はやかった。足軽から足軽頭となり、武士となり、旗本となり、大名となり、天下を統一した豊臣秀吉は、日本史の中で一番の英雄。以上、本当に正しいかはわからないが、戦国編の面白かったところ。2020/06/07
takeshi3017
1
渡部氏の日本史通史第3巻。応仁の乱から戦国時代、安土桃山時代、本能寺の変、秀吉の天下統一、朝鮮出兵まで。複雑な応仁の乱や群雄割拠の戦国時代をわかりやすく解説。2020/03/05
KIYO
1
渡部昇一さんの「日本の歴史」シリーズ第3段、【戦乱と文化の興隆】。応仁の乱から豊臣政権終わりまでのお話です。まさしく戦国時代。秀吉の朝鮮出兵に関して詳しく書かれており勉強になりました。ちょっと難しかったかな・・・2018/12/29




