内容説明
「官民の有機的連携」こそが、日本復活の鍵になる。官民の連携というプラットフォームがあってこそ、現場でおこっていることが、適時適切に政策決定過程にフィードバックされる。日本には、いま、これが欠けている。21世紀の成長モデルは、官民一体となった新幹線・原子力発電・水(パッケージ型インフラ事業)などの海外展開だ。
目次
はしがき(真の「政治主導」に必要なものは、「動かすメカニズム」;官僚の力を使いこなす工夫 ほか)
第1章 あなどれない新興国の実力(“隣人”中国にとまどう我が国ニッポン;優勢な韓国企業を支える力 ほか)
第2章 韓国の強さは、三十年前の日本と同じ(アメリカに「強み」を剥ぎ取られた日本;「基準」を押し付けられたところは間違いなく損をする ほか)
第3章 成長の鍵は「パッケージ型インフラ事業」の海外展開(二十一世紀型の成長モデルへの転換;競合が熾烈化する原子力発電プロジェクト ほか)
第4章 日本のソフト・パワーで中国を西側に取り込め(二十世紀前半の外交スタイルから進歩していない日本;日本の行政は「役人合衆国」 ほか)
著者等紹介
前田匡史[マエダタダシ]
国際協力銀行国際経営企画部長。内閣官房参与。1957年生まれ。80年東京大学法学部卒業。日本輸出入銀行に入り、大蔵省国際金融局係長(出向)、ワシントン駐在員、OECD貿易金融部会首席交渉代表、資源ファイナンス部長等を経て、09年4月より現職。02年よりジョンズ・ホプキンス大学SAIS非常勤客員研究員兼務(中東・中央アジア政策)。米国国家情報委員会(NIC)主催「北東アジアにおけるエネルギー安全保障会議」委員。09年より、東京大学教養学部・大学院非常勤講師(「中東経済演習」)、中国天津・南開大学北東アジア研究センター副理事長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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