内容説明
雨の銀座は放射線の海ってホント?文科系でも一読即解!ガン治療にも人類破滅にもなる、じつは身近なこの存在の不思議を解く。
目次
第1章 放射線は「異常で怖い」ものか
第2章 生命は放射線の海の中で進化した
第3章 自然放射線を浴びて平気なのはなぜか
第4章 生物機能を高める「ホルミシス現象」
第5章 どんなときに障害が現われるか
第6章 こうして放射線研究は進んだ
第7章 原爆の放射線被害とは何か
第8章 チェルノブイリとJCOの場合
第9章 原発から放射線が出ているか
第10章 放射線を活かして使う知恵
著者等紹介
大朏博善[オオツキヒロヨシ]
的確かつ公正な解説で知られる科学ジャーナリスト。1945年東京都生まれ。早稲田大学理工学部在学中から雑誌記者となり、科学雑誌のスタッフライターを経て、現在生命科学系のテーマを中心に執筆活動中。同時に、テレビ番組のプロデューサーとして科学番組の制作も行っている。日本科学技術ジャーナリスト会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アンディ・ワイス
1
著者は科学ジャーナリスト。こういう本を読むと放射線に対する無知による漠然とした不安感は軽減される。良くまとまっていてわかりやすいが、何分にも古い。福島第1の事故の話を踏まえて第2版を是非書いて欲しい。2023/08/21
ハザマ
1
放射能がどういう性質のものかというのがわかりやすく説明されている。 たとえば、放射線が体内で活性酸素を作り出し、それがどのようにDNAの遺伝子情報にダメージを与えるか、また人体の修復作用により、放射能で破壊されるとそれで終わりなわけではないことなど。 放射能の性質を知って少しだけ安心できた。2011/12/25
ハーブ
0
震災前の著書だから安心してよめる もう学校教育にきちんと入れるべき内容だよね でも諸事情とかで無理なんだろうな 客観的で科学的情報って自分で探すしかない状態はどうなんだろ いまはどこか恣意的な感じがしてしまう2013/08/25
猫耳
0
むやみに怖がるのではなく、正しい理解が必要と思い、読んでみました。被爆と被曝の違いとか、改めて勉強になりました。確かにガン治療には放射線治療はポピュラーですよね・・・なるほど、怖いだけじゃない。2011/04/24
serve_and_books
0
三省堂神保町本店にて2011/04/22