内容説明
著者の取材で「日本の軍人が自決命令を出した」と証言した人はいなかった!推測のみで糾弾、断罪された赤松氏ら旧日本軍関係者!大江健三郎氏の『沖縄ノート』のウソ。
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
作家。1931年、東京生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒業。ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。日本芸術院賞・恩賜賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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dantom
1
結局、赤松氏遺族が岩波書店・大江氏を相手取った裁判は敗訴に終わったそうだ。しかし、今作と沖縄ノート(集団自決に触れる記述は全体のごく一部に過ぎないが)を読了した上で感じることは、曽野氏の取材には一定の信頼を置いてもいいだろうということ。今作で引用の多い「陣中日誌」の信憑性が裁判で問題になったそうだが、それは沖縄ノート他における「鉄の暴風」に基づく記述も同じことではないのか。裁判に敗けたとだけ聞けば、やはり噓だったのかとなりがちだ。関連著作を実際に読まなければ、分からないことが多々あることを思い知った。2016/04/19
田口 耀
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教育制度・課程論(B)2023/01/22