巨魁

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784898311790
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0036

内容説明

だから私は、「鶴の一声」をどうしても許すことができなかった。“渡邉巨人軍”との2654日―珠玉のインサイド・ノンフィクション。

目次

第1章 球界支配の終焉
第2章 回り道は近道だった
第3章 「個人商店」からの決別
第4章 渡邉流「爆弾発言」
第5章 三軍「フーチャーズ」の挑戦
第6章 「WAR ROOM(作戦室)」にて
第7章 読売新聞と巨人軍
第8章 最後の独裁者

著者等紹介

清武英利[キヨタケヒデトシ]
1950年宮崎県生まれ。立命館大学経済学部卒業後、読売新聞社に入社。社会部記者として、警視庁、国税庁などを担当。中部本社(現・中部支社)社会部長、東京本社編集委員、運動部長を経て、2004年8月より、読売巨人軍球団代表兼編成本部長。2011年11月18日、専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行を解任される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

R

15
あのときの巨人で何があったのか、それをナベツネとともに記した本でした。清武氏が行った改革や、育成についての思いも綴られていて幅広い内容で面白かった。読売新聞とのいざこざ部分よりも、選手会との団体交渉の裏側が非常に興味深く、経営者といえばいいのか会社という視点から、選手という特殊な社員の姿を見るというのが独特で面白く、また、感動とされて煽られていたプロレスめいた実情が大変楽しく読めました。2014/12/05

シャル

10
いわゆるナベツネとの確執から退社までの騒動の内情本ではあるが、ドロドロとした暴露というよりは、いかにして読売ジャイアンツをシステマチックに改革していったかの経営戦略について割いている部分が多い『球団フロント本』の色合いが濃い一冊である。それまでカンとなんとなくな経験に基づくものを、数値化し、重要な点を見極めての判断を可能にする。その畑を育てる基盤を作る仕事と、現場のことなど気にせず感情で鶴の一声を発する渡辺氏。筆者の守りたかったもの作ってきたものが分かる構成だからこそ、最後の判断について考えさせられる。2016/05/12

ウルラニ

10
清武の乱に至るまでのナベツネさんとの軋轢が記されているが、それよりも巨人軍改革の方が興味深い。坂本、橋本などの獲得秘話、背景などが臨場感たっぷり。★★★☆☆2015/10/19

shigoro

8
会社と言うものは常に理不尽が伴うものだけどね。と前置きしつつも、基本的に経営と資本が分離しているからこそ、仕事になるんだよな。ナベツネは確かに独善的で、1リーグ制を仕掛けたり、セリーグから独立するぞと脅したりと、自分の権力の強さで我がモノ顔で巨人を縛っているにもかかわらず、野球や選手に興味がない。矛先が自分なら許せたが、家族であるコーチの契約無効が著者には許せなかったとのことだが、本心はどうなんだろうね。 2012/06/23

テクパパザンビア

6
憎っくき巨人軍ですが幹部の内部告発はみっともないですね、作者が辞めてから原監督の独裁がジャイアンツの好成績には困ったものです、我が阪神タイガースとしましてわ。2014/02/22

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