内容説明
売国法案「外国人参政権」も天皇、沖縄も、わしに聞け。小林よしのり18年目の“本家”宣言。
目次
保守は再生できるか?
欲望なき知足の世代への期待
日本的「世間」と、わしの個人主義
小沢も亀井も不敬な政治家
辺野古移設反対の感情論は理解できる
アイヌ「民族のでっち上げ」を許すな!
小沢問題における検察批判は真っ当か?
陛下の御真意を「察する」感性
『昭和天皇論』に「承詔必謹」を学べ
「ゴー宣道場」の目的〔ほか〕
著者等紹介
小林よしのり[コバヤシヨシノリ]
昭和28年福岡生まれ。昭和51年、大学在学中に描いたデビュー作『東大一直線』が大ヒット。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などギャグ漫画に新風を巻き起こす。平成4年、「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』を連載開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
21
今の民主党政権がいかに危険な政策を推し進めているのかがよくわかる。しかし自民党も脛に傷があるような雰囲気で今ひとつ良くない。著者のような保守が今の日本に必要な感覚だなと思う。2010/12/31
ぐうぐう
9
論壇が未だ『ゴーマニズム宣言』に適わないのは、論壇自体が「たかが漫画」という意識を捨てきれないからだ。ところが『ゴーマニズム宣言』の強みとは、その漫画であることが一番大きい。本書第19話にあるように、膨大な文献をもとにした小林の学術的裏づけによるネーム、スタッフ&編集者の意見を交え繰り返される推敲と、漫画とは何十人もの手により完成される。近視眼的でひとりよがりになりがちな論文とは、その成立過程からして違うのだ。「たかが漫画」ではなく「漫画だからこそ」という意識を獲得しないと、小林の独走は止まらないだろう。2010/12/21
たー
8
皇室典範、外国人参政権、李登輝との対談など内容充実2010/12/25
がんぞ
7
「アイヌは現存し、差別されているか?」との疑問を呈すことも許さない特定団体。「ちゃんねる桜」の男系主義との確執などの闘争をマンガで解説する。まるで『四角いジャングル』の梶原一騎/諮問会議に現天皇の意向は反映されているはずと著者は言う。つまり宮内庁は小泉政権下といえども機能していたという立場/昭和帝は大東亜戦争の「戦争責任」を“謝罪”することを拒み、生前退位もなさらなかった。それは忠実に戦った将士へ「あれは間違った戦いだった」と言うことの無惨さを思ってだろう。もちろん現平成の天皇も。/次代には無原罪の君主か2014/12/22
ZEPPELIN
5
顔に似合わず自分を「わし」と言うし、AKB関連でやたら元気だし、何だこのオッサンはと敬遠していたら意外にまともな人だった。自分の言いたいことを言い、左翼も右翼も関係なく叩く。その姿勢がハッキリしていて好感が持てるし、さすがに絵も上手い。特に大嫌いであろう小沢一郎。熱く語られる天皇論も、女系支持なのはよく分かった。ただ、男系と女系で何がどう違うのか、それぞれの問題点は何なのか、この本を読んでもいまいちスッキリせず。この分野はもっと自分でも勉強したい。自著の宣伝がかなり多く、そこだけイラッとする2014/08/31