目次
第1章 井深大とソニーの原点(「何をするにしても、日本の再建につながる仕事を」;“テクノロジーの開拓者”と“社会を見つめる経営者”のふたつの顔 ほか)
第2章 「盛田君、テープレコーダーで稼がせてもらった学校に恩返しをしよう」(「謹告」と大書された新聞朝刊の全面広告;戦後の企業の中でも先駆的な決断 ほか)
第3章 ソニー・太陽株式会社の誕生、そして希望の家(ある夏の日のソニー本社応接室;「リハビリテーションとは、“納税者”をつくること」 ほか)
第4章 発展進化していく井深大の「社会貢献活動」(ソニー教育振興財団の設立;井深の視野は、理科教育から教育全般に広がる ほか)
第5章 今こそ問われる企業の社会的責任とは何か(井深同様、本田も“世のため人のため”を常に忘れなかった;ホンダ安全運転普及本部 ほか)
著者等紹介
宮本喜一[ミヤモトヨシカズ]
1948年、奈良市に生まれる。ジャーナリスト、翻訳家。一橋大学社会学部、同経済学部卒業。ソニー株式会社に20年間勤務。主に広報(企業広報・技術開発)やテレビ・ラジオの企画・マーケティングを経験。続いてマイクロソフトにも3年間勤務した後、独立してビジネス書の翻訳や著作に取り組む。日本自動車研究者・ジャーナリスト会議(RJC)会員でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keiko
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誰もが何らかの製品を手に取ったことがある会社の創業者さんは、いろいろな分野でゼロを1にした人だったと思う。 常に次の世代、子どもたち、理科学研究、教育者、社会的に弱い人へ還元することを惜しまなかった。あまり語られてこなかったソニーの今の言葉で「CSR」を掘り下げ、井深さんの芯が垣間見える本。障害児の親ごさん、福祉企業家さんにオススメ。2016/05/12
Ryu_SLAP
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井深大という人について深く知ることができるかというとそうでもなく、かといって現在のソニーが行っている社会貢献事業を詳しく知ることができるわけでもなく、少し中途半端な内容だと感じました。ここで書かれている社会貢献の手法は結局のところお金を投下するだけの前世紀的な解決策に見えてしまいます。以前ジョン・ウッドの本を読んだ自分からすると、単にイイ話でまとめるのではなくて、現在のソニーだからこそできる効果的な社会貢献の有り様を前向きに問題提起してほしかったです。2010/12/03
miho
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汐留のフリーペーパーラックに積んであった。本が何故ここに?何故いまソニー?何故今更社会貢献?と疑問だらけで思わず持ってきてしまった。しかし中身は新しさも面白さも何もない。あ、だからこそあそこに置くしかなかったか…2009/12/06