感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
№9
41
著者の怒涛の論理と圧倒的な筆致には舌を巻く。隣国が盛んに喧伝し日本を口撃しているあんなことこんなことを目からウロコで論駁し、そしてそれにいたずらに踊らされる日本人に喝をいれる。正しいことを正々堂々と言うことに右傾化もネトウヨもあるものか。自国を愛することに愛国主義もナショナリズムもあるものか。そんなレッテル貼りに奥ゆかしき民日本人は惑わされ、著者の指摘する急性アノミー(本書参照)に陥るのだろう。だから著者は「日本国民に告ぐ」のだ。難しいことは書いていない。一人でも多くの同胞に手にして欲しい一冊だと思う。2014/06/06
mazda
30
真っ当な歴史を語る人、という印象です。また、その真っ当な歴史観から導き出される答えも、至極真っ当な印象です。慰安婦の話は1つの事実もないのに、日本は空気が全てを支配する国なので、何となくそれが正しいように感じている。これは危険なことだと、最近の集団的自衛権の話でも思いました。世界で当たり前の権利を認めようとしたら、やれ戦争間近、やれ徴兵制と、大騒ぎする方が正しいように感じている空気。英語教育やっているヒマがあったら、日本の周囲の国についてもっと真摯に勉強すべきだと思いました。小室さんの本、また読みます。2015/07/12
KAZOO
21
最近のかなり叩かれている朝日新聞が取り上げていた慰安婦問題について本質をすでに18年前に喝破しています。宮沢談話の問題点を取り上げているのはこの人のこの本だけといっても過言ではないでしょう。少しエキセントリックな点もあるのですが、本質を見抜く力というのは大変なものだと思いました。2014/09/22
カブトムシ
12
「ずっと恐ろしいことは、究極的反日教科書によって日本の若者の心は蝕まれ、急性アノミーは最終的となる。自分の親や祖父が犯罪者だと、繰り返し囃し立てられた人間の心はどうなる。しかも、それは無実の罪なのだ。この無連帯国家・日本に、無差別・無目的大規模殺人よりずっと恐ろしいことが、旦夕(たんせき)に迫っている(p355)」平成8年の本で、20年近く前の本である。近頃のマスメディアが天才ともてはやす成田悠輔さんが天才かは、私には論じる力がない。しかし、私が私淑した谷沢永一さんは、この本の著者を天才と言っていました。
九曜紋
8
再読本。2005年刊。愛国者・小室直樹の面目躍如。戦後GHQによって植え付けられた東京裁判史観に毒され、アノミーに陥った日本人。その結果日本人としての誇りを喪い、自虐史観に染まった現状を心から憂いているのだろう。ラディカルな物言いもあるが、歴史を多角的に観ることの重要性を感じさせられた。2020/09/02




