目次
有楽町で逢いましょう
青空娘
女体
ある殺し屋
噂の女
夜の河
銀座っ子物語
暖流
女は二度生まれる
くちづけ
女の勲章
しとやかな獣
黒蜥蜴
お嬢さん
宇宙人東京に現る
たそがれの東京タワー
巨人と玩具
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いづむ
11
1950~60年代の大映映画は大好物で、特に若尾文子様主演の作品はDVDも多数所有して折々に見返している。当時は既製服の選択肢も少なく私の母なども仕立てた服でお洒落をしていたというけれど、生地の組み合わせを工夫したり共布で小物を作ったり凝り方に装いの楽しさが爆発している。柄も形も色もバラエティに富んでいて、大量生産にはない品物への愛着と情熱も感じる。令和の今みてもドキっとするような大胆なデザインもあるし、生へのエネルギーすら感じるところ、我が無難な装いの残念さよ..近々好きな物身に着けてお出かけしよっと。2023/02/16
hitotak
7
昭和30年代の大映映画に登場した女優達のファッションを可愛いイラストで紹介した一冊。カラフルな色味やスタイル、着こなしなどは現代のファッションに比べると華やかで女性らしく、実際に映画を観て確認したくなる。当時の洋服は仕立服か手作りが主流だったので、女優の装いへの注目度は今よりも高かったのではないか。全ページイラストのみで、写真や映画のストーリーなどの資料が一切ないのが残念。担当デザイナーや当時の流行などについても知りたかった。2023/07/09
はる熊猫
0
イラストはおしゃれで可愛い。しかし、肝心の映画のあらすじや、女優が演じてる役の性格などの情報は全く載ってないのには面食らった。作品を見たことがない人間からすれば、当時のファッションを見るだけの本である。ある意味潔いというか、贅沢ではある。2023/04/03