内容説明
名優!怪優!大俳優!丹波哲郎のすべて。『三匹の侍』『暗殺』『人間革命』『大霊界』…50年を超える俳優人生の全てを語り尽くした破格の書、待望の文庫化!
目次
インタビュー篇(お坊っちゃま;学徒出陣;GHQから文化座へ;映画デビュー;新東宝 ほか)
資料篇(映画出演作品;オリジナルビデオ出演作品;舞台出演作品;テレビ出演作品;その他)
著者等紹介
丹波哲郎[タンバテツロウ]
1922年7月17日東京生まれ。学徒動員より復学し、1946年中央大学を卒業。文化座在籍中の1952年『殺人容疑者』の主役に抜擢され映画初出演。これが縁で翌1953年新東宝に入社するが、1959年当時の社長大蔵貢と衝突し退社、以後フリーとして各社に多数出演。英語が堪能で『第七の暁』(63)、『007は二度死ぬ』(66)など、外国映画にも出演。一方、霊界研究に造詣が深く、霊界の宣伝使として『大霊界』(89)などの霊界映画を自ら製作し話題を呼ぶ。2006年9月24日死去、享年84
ダーティ工藤[ダーティクドウ]
1954年11月28日生まれ。北海道虻田郡倶知安町出身。監督・緊縛師・映画研究家。1977年に8ミリ映画『マッドハンター/恐怖の追撃』を初監督。トークショウ「映画原理主義」を主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bibliotecario
1
おもしろエピソード満載です。映画会社の社長とケンカして「おまえの娘を催眠術で裸にする」と脅すと社長が「よせ」と万札をポケットに入れようとしたとか、丹波哲郎じゃなきゃとても信じられません。後半は出演映画やドラマなどのデータがぎっしり。丹波哲郎ファンは必携でしょう。2022/12/02
pjolpjol
0
資料編を除き読了。これはご本人の発言だから真偽の程は分かりませんが、どちらかというと他人に好かれる性格であり、根本は喜劇的な演技者であり、情がない人間は大嫌いな人であるということ。遅刻魔で台詞を覚えてこない麻雀が大好きな俳優で演技の真髄は演技しないことと悟った人であるということでした。今後少しずつ出演作を追いかけて行きたいと思います。 2022/09/23