ワイズ出版映画文庫
ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代 (増補新版)

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  • サイズ A6判/ページ数 724p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784898303382
  • NDC分類 778.235
  • Cコード C0174

内容説明

ジャン=リュック・ゴダールの最も美しい季節、アンナ・カリーナのために撮った60年代作品を中心に、山田宏一が徹底したドキュメント構成でその映画的創造の秘密を説き明かした、画期的なゴダール論「ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代」!再編集し、さらに改稿した増補新版。

目次

なぜ「アンナ・カリーナ時代」なのか
勝手にしやがれ(一九五九)
獅子座(エリック・ロメール監督、一九五九)―出演のみ
小さな兵隊(一九六〇)
紹介あるいはシャルロットと彼女のステーキ(エリック・ロメール監督、一九五一)―出演・編集・ダビング(一九六〇)
女は女である(一九六一)
怠けの罪(オムニバス映画『新・七つの大罪』第5話、一九六一)
5時から7時までのクレオ/マクドナルド橋の恋人たち(アニエス・ヴァルダ監督、一九六二)―出演のみ
女と男のいる舗道(一九六二)
新世界(オムニバス映画『ロゴパグ』第2話、一九六二)〔ほか〕

著者等紹介

山田宏一[ヤマダコウイチ]
映画評論家。1938年、ジャカルタ生まれ。東京外国語大学フランス語科卒。1964~1967年パリ在住、その間「カイエ・デュ・シネマ」誌同人。著書に「トリュフォー―ある映画的人生」(第1回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、平凡社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

23
豊満な本だと思った。アンナ・カリーナという女優に対してのみならず、どうしても語りにくくなってしまう(が故に、こちらがシラケてしまうような賛辞やげんなりする罵倒しか書けない)ゴダールに関してがっぷり四つに組んで手堅く論考を書いている。だが、著者の立ち位置はアカデミズムと映画的ジャーナリズムを股に掛ける曖昧なところにあるため、よく言えばアマチュア的な分析が冴えるし、悪く言えばもっとゴリゴリにマニアックに論を走らせてもいいのではないかとも思う。だが、シネフィルにありがちな屈折した愛情がないところは流石で読ませる2020/12/24

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