内容説明
イラストレーションとエッセイ。木久扇がチャンバラ映画の魅力を語り、波乱万丈の人生を語る、豪華絢爛の二本立!!
目次
第1章 木久扇のやっぱりチャンバラ大好き(嵐寛寿郎;榎本健一;月形龍之介;大河内傳次郎;阪東妻三郎 ほか)
第2章 この道(イケメン;河童;弟子;謎かけ;時代劇・殺陣 ほか)
著者等紹介
林家木久扇[ハヤシヤキクオウ]
1937(昭和12)年、東京日本橋生まれ。落語家、漫画家。56年、都立中野工業高等学校卒業後、漫画家・清水崑へ弟子入り。60年、三代目桂三木助に入門。翌年、三木助没後に八代目林家正蔵門下へ移り、芸名林家木久蔵となる。69年、日本テレビ「笑点」のレギュラーメンバーとなる。82年、横山やすしらと「全国ラーメン党」を結成。92年、落語協会理事に就任。2007年、林家木久扇・二代目木久蔵の親子ダブル襲名を行う。10年、落語協会理事を退き、相談役に就任。20年、芸能生活60周年を迎える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gtn
21
著者がチャンバラを心底好きなことは、伏見扇太郎に触れていることからも分かる。かつてスターだった伏見が、昭和四十年以降スクリーンから姿を消したのは、柔らかく華奢な彼がバッタバッタと人を斬るのが不自然とみられたからと著者は分析する。いや、分析というより、リアルタイムに伏見を見てきた著者が、そう実感したのだろう。しかし、時代劇の黄金期にいた著者の心の片隅にしっかりと残されていたため、活字となり、この世から消え去ることを免れたのは、彼にとっても、後世にとっても幸運である。2021/02/16
Nazolove
18
ついファンなため拝読させていただいた。 度々落語で聞いたり笑点で観たりしていたネタの一部が出てきて、全く知らない世代としてはへーこんな人いたんだーとか、あーこの人いたなーとか色々思い出すことがあった。 そして今更ながらラーメンの他にも色んなことやられる方なんだなと思った。 度々出てくるイラストも素敵だなーと思った。 キャラ崩れるけど今度木久扇さんが落語を語るなんていう本が出てきたらおもしろいな、なんて思った。 後個人的に思ったのは、本出すペース早いなーと思った。(笑)2020/10/02
Gen Kato
1
木久扇師匠、絵がうまかった(漫画家志望)だったんですね。恥ずかしながらはじめて知りました。自分もチャンバラ好きなので共感しながら読み(歌いながらひとを斬るスターへのツッコミに笑いつつ)。後半は師匠の自叙伝。楽しい一冊でした。2022/04/22
kaz
0
図書館の内容紹介は『チャンバラのウワサを聞けば、血が湧き、肉踊り、すぐにそこへ駆けつけて、幸せな時間を過ごす。林家木久扇がチャンバラ映画の魅力と、自身のこれまでの波乱万丈な歩みを、イラストや写真とともに語る』。チャンバラ関係は基本的には往年の名スターの写真を眺め、三船敏郎等、気になる人の解説だけを読んだといった程度。むしろ本人の経歴や笑点の裏話等の方が面白かった。 2020/10/04