感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
呑芙庵
1
オートバイ少女 がよい2018/05/06
abaoaquagga
0
昭和の貧しい生活。往々にして不安を伴う生活。そこに、詩、もしくは風に似た刹那的な言葉がまぶされる。するとにわかに、夜の路傍に転がるビー玉が、街灯を浴びて静かに光るさまを眺めているような気持ちになってくる。不思議なものだ。物語の住人が望んだ”真夜中のむこう側”、”この世のどこにもない場所”は、こちらにとっての物語世界そのもので、いずれにしてもそちらには行けない。もう見つけることのできない景色が多すぎる。覚えることのできない感情が多すぎる。2025/05/06
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