21世紀のペインクリニック―切らずに治す飲まずに良くなる

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784898298411
  • NDC分類 492.2
  • Cコード C0076

内容説明

どの病院でも治らなかった「痛み」が劇的に解消するということが口コミで広がり、ペインクリニックを訪れる患者さんがあとをたちません。口から飲む痛み止めの薬とは違い、ピンポイントで患者の神経に治療を施す「ミサイル医療」を用いるため、無駄な時間とリスクを回避できるのです。そのため、ペインクリニックは他の科で見放された患者さんの「最後の駆け込み寺」とも呼ばれています。ペインクリニックの得意とするその他の病気は、頭痛・椎間板ヘルニア・顔面マヒ・五十肩・ケガや手術後の痛み・自律神経失調症・花粉症・帯状疱疹など、多岐にわたります。

目次

第1章 「痛み」を知ろう
第2章 神経についての少し専門的なお話
第3章 痛みとこころ、こころと痛み
第4章 痛みと医療―ペインクリニックって何?
第5章 神経ブロックとは、どんな治療なのか
第6章 どんな病気に効くのか
第7章 診療室から―患者さんのお話

著者等紹介

唐沢秀武[カラサワヒデタケ]
長野県生まれ。1984年、新潟大学医学部卒業。浜松医科大学麻酔蘇生学教室を経て、1987年より関東逓信病院(現・NTT東日本関東病院)ペインクリニック科に勤務。若杉文吉、湯田康正、塩谷正弘と三代にわたり、日本のペインクリニックの歴史を創った部長の下で活躍した。1998年、東京都国立市に「からさわクリニック」を開設。ペインクリニック専門の開業医として地域の中核病院や同僚開業医の信頼は厚い。TV、新聞を通してクリニックが紹介されてからは、東京以外の地域からも患者さんが途絶えることがない。国外では、韓国ソウル大学李相哲教授や中国華北大学張立生教授などアジアのペインクリニックを担う重鎮との交流も深い。趣味は絵画、デッサン、音楽鑑賞。趣味をいかし、クリニックのデザインや家具は材質、色彩にいたるまで配慮され、BGMとともに心地よい治療空間を演出している。現在、日本ペインクリニック学界の評議員を務めるかたわら、クリニックの休診日を利用してNTT関東病院で後進の育成にも協力している
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感想・レビュー

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kri

6
痛みは心をも蝕む苦しみだ。しかししつこい痛みが続いて生活の質を押し下げていても、病理上、死に至る性質のものでなければ、痛み止めの薬を処方されておしまいなのがかつての診察だった。そういう時、痛みを消す、もしくは軽減することを目的としたペインクリニック(科)が強い味方となる。神経ブロックという注射療法は様々な病気の痛みに対して有効な手段である。病の発症のサインである痛みは人にとって大切なことだが、慢性的に続く痛みは少しでも取り除きたい。心を萎えさせる痛み。痛みの緩和に取り組むペインクリニックはこれからも重要だ2020/08/19

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