内容説明
馬英九国民党政権の台湾で、日台関係、中台関係はどうなるのか、中国共産党はどこまで変わったか、新時代の台湾・中国の実像に迫る。
目次
第1章 現代中国に関する一断相(トロイの木馬;中国の弾圧と少数民族の抵抗;米原子力空母の日本配備に賛成)
第2章 「国共合作」と二〇〇八年国民党復権後の両岸関係(第一次国共合作;第二次国共合作;中共の「第三次国共合作」の呼びかけ;中共の待ち望む「第三次国共合作と両岸関係の行方―むすびに代えて)
第3章 台・中対立関係の変遷―平和への道を阻む要因に焦点を当てて(台・中関係推移の軌跡;一九八〇年代;一九九〇年代;二十一世紀;台・中間の問題点;大一統への回帰と挑戦;大一統コンプレックスの克服)
第4章 馬英九政権の誕生と日台関係(台湾人アイデンティティと「新台湾人」;立法院選挙における民進党の敗北;総統選挙における国民党の勝利;馬英九総統の活路が行こうと日台関係;台日特別パートナーシップ)
著者等紹介
呉春宜[ゴシュンギ]
1950年、台湾・雲林県生まれ。1979年輔仁大学東方語文学科卒業、1988年大阪府立大学総合科学研究科修士課程修了、1991年京都大学法学研究科修士課程修了、1997年同大学同科博士課程修了、1997年文藻外国語文学院助理教授を経て、国立高雄第一科技大学応用日本語学科副教授。法学博士
中村勝範[ナカムラカツノリ]
1929年、長野県生まれ。1953年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、1955年同大学大学院修士課程修了。1960年同大学助教授、1967年同教授。1996年4月平成国際大学学長。2004年6月同大学名誉学長。法学博士
楊合義[ヨウゴウギ]
1934年、台湾・台南市生まれ。京都大学大学院東洋史研究科博士課程修了後、台湾国立政治大学国際関係研究センターに勤務、助理研究員、副研究員を経て研究員。同研究センター駐東京特派員兼日本語版「問題と研究」(月刊誌)編集長。平成国際大学教授を経て名誉教授
浅野和生[アサノカズオ]
1959年、東京都生まれ。1982年慶應義塾大学経済学部卒業、1988年同大学大学院法学研究科博士課程修了。1986年4月中部女子短期大学専任講師、1990年関東学園大学法学部専任講師、1994年同大学助教授、1996年4月平成国際大学助教授を経て、2003年4月同教授。法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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