内容説明
天下を二分する剣客、西門吹雪と葉孤城が九月十五日に決闘するとの知らせに、江湖はどちらが勝つか、賭けに熱中する。しかしそのさなか、西門吹雪の行方は杳として知れなくなり、葉孤城が負傷したという噂が広まる。それぞれの思惑が錯綜するなか、この決闘には裏があると睨んだ陸小鳳は、捜査に乗り出す。果たして決戦の行方は。
著者等紹介
古龍[コリュウ]
1937~1985年。香港に生まれる。十代で台湾へ移住し、以降病没するまで活動の拠点は台湾におかれた。金庸、梁羽生とともに、新派武侠御三家と称され、その作品群は、今なおアジア各地で多くのファンに愛されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
辺野錠
3
凄腕の剣客同士の決闘を巡りその裏にうごめく陰謀を追っていくというのがスリリングで面白かった。決闘の場所が紫禁城の屋根の上と言うのもハッタリが利いている。その中でこれまで出て来た人物があっさり死んだのはそんな簡単に死なせて大丈夫なのかと思った。これまで剣鬼という印象しかなかったキャラクターが今回人間的な一面を見せたのでここから先の未訳のシリーズでもキャラクターの変化があったんだろうかと気になった。2020/11/14
yuminoya
0
面白かった…面白かったです、何よりも陸小鳳と西門吹雪がかっこよすぎて……!!2016/06/16
こひた
0
年増から若いのからどっちでもないのから10人も相手にできるのか・・・?2015/07/30
ちい
0
再読。陸小鳳の友人思いの人柄が最も色濃く出ている話だった。心温まるエピソードがいっぱい。最後はとっても明るく結ばれ、ほんわかしました。勧善懲悪、最高!続き、邦訳されないかなぁ。2014/10/10