内容説明
教育者、数学者として功を成した著者。しかし都会での生活、ひいては現代社会に対して疑問を持っていた。都会を棄て、自然のなかに生きる道を求めて葛藤し続けた、十五年間の思いを綴った珠玉の随筆集。
目次
第1章 長生きなんかしたくない
第2章 不惑のはずが
第3章 学ぶって何だ
第4章 小原に生きる
第5章 小さな地球の小さな出来事
第6章 少年
著者等紹介
酒井良二[サカイリョウジ]
昭和18年生まれ。宮崎県出身。博士(理学)。昭和34年、愛知県安城市の印刷所へ入社。次いで夜間定時制高等学校に学ぶ。その後、愛知教育大学教育学部数学科を卒業し、愛知県の公立高等学校教諭となるが4年後に退職。金沢大学大学院にて2年間数学を専攻し、その研究に没頭する。昭和50年、同大学院修了後、再び愛知県の公立高等学校に奉職。平成15年3月に希望退職するまで教師と研究者の二足の草鞋を履く。現在は自給自足の生活に努力しながら、数学研究のまとめを試みている。ライフワークは「高次のエルミート・フェイェール補間多項式の研究」
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