内容説明
写本により現代まで受け継がれてきた『洞房語園異本』。誤写・補記が多く吉原研究者を悩ませ続けてきたが、多数の史料と照らし合わせ「よしわら」の本当の姿を探る。
目次
第1章 遊女・遊廓の歴史
第2章 吉原の生い立ち
第3章 歴史・地理
第4章 明暦の移転、浅草山谷へ
第5章 遊女と傾城屋の事跡
第6章 廓の風俗・行事・風物
第7章 遊女物語
第8章 吉原と男達
第9章 芸能と商売と容儀
著者等紹介
石崎芳男[イシザキヨシオ]
栃木県生まれ。太平洋戦争に海軍軍医として参戦。東京大学卒。世田谷区、墨田区を経て渋谷区に定住。版画の趣味から浮世絵に入り、その風俗解説の追求から「吉原」を焦点に約四十年かけて資料文献を収集。昭和37年発足の「浮世絵保護研究会」会員。同年発足の「日本浮世絵協会」会員。そこから発展した現在の「国際浮世絵学会」も発会以来の会員である
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