出版社内容情報
ユネスコ(※)は、
「ネオ日本食」を見落としている。
(※)無形文化遺産に「和食」を登録
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「ネオ日本食」とは:海外から持ち込まれたはずなのに
日本で独自の進化を遂げ、わたしたちの食文化にすっかり
溶け込んでいる食べ物&飲み物。
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B級グルメ、せんべろ、町中華、ヌン活 ──
フード界の次なる最注目キーワードは「ネオ日本食」だ!
かつてパンケーキ・ブームを牽引したトミヤマユキコが見出した“新概念”。
本書は、その歴史・魅力・美味しさを徹底的に取材し描き切った、読みものとしても一級の渾身作です。
さあ、身近なのに広大な「#ネオ日本食」の世界へ!
[登場する店/会社/人とテーマ]
・「ホットケーキ」 珈琲ワンモア
・「パフェ」 浅煎りコーヒーと自然派ワイン Typica
・「たらこスパゲティ」 スパゲティ ダン
・「ランチパック」 山崎製パン株式会社
・「ホイス」 有限会社ジィ・ティ・ユー
・「餃子」 ホワイト餃子 野田本店
・「カツレツ」 ぽん多本家
・「カレー」 インタビュー=稲田俊輔
+ナポリタン、名古屋めし等の論考も!
あなたの好きな、ネオ日本食はなんですか?
内容説明
無形文化遺産に「和食」を登録。ユネスコは、「ネオ日本食」を見落としている。和食だけが日本の食ではない!ホットケーキ、たらこスパ、餃子、カツレツ、カレー…海外の味を、日本に馴染ませる「工夫」と受け入れる「柔軟さ」が生むあくなき「探求」。かくして、ネオ日本食は、しれっと日常にある。一度もまとめてかえりみられることのなかった一大ジャンルを考察する世界初の本。
目次
ホットケーキはオシャレなもの なるべく小さく焼く 珈琲ワンモア(平井)
パートナーの洞察で生まれた「飛躍」のパフェ 浅煎りコーヒーと自然派ワインTypica(西荻窪)
ファンが受け継いだたらこスパゲティの味 スパゲティダン(目黒)
「ランチパック」というネオ日本食発生装置 山崎製パン株式会社(岩本町)
ホイスはウイスキーのネオ日本食なのか? 有限会社ジィ・ティ・ユー(白金)
理詰めで生み出された日本向け餃子 ホワイト餃子野田本店(野田/千葉県)
「ごはんに合う洋食」でありつづける ぽん多本家(上野)
カレーはいかにネオったのか? 稲田俊輔インタビュー
著者等紹介
トミヤマユキコ[トミヤマユキコ]
ライター・マンガ研究者。1979年、秋田県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、早稲田大学大学院文学研究科に進み、少女マンガにおける女性労働表象の研究で博士号(文学)取得。現在、東北芸術工科大学芸術学部准教授。ライターとして、日本の文学、マンガ、フードカルチャーについて書く一方、大学教員として、少女マンガ研究を中心としたサブカルチャー関連講義を担当している。2021年から手塚治虫文化賞選考委員。24年からNHK高校講座「家庭総合」(NHK Eテレ)でMC(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。