泣くロミオと怒るジュリエット

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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784898155240
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0074

内容説明

とある戦争から5年後の、とある工場街。愚連隊「モンタギュー」と「キャビレット」の抗争が、暗い街の空気をさらに不穏にしていた。元モンタギューのメンバーだが、今は更正してカストリ屋台を引いているロミオは、幼馴染と繰り出したダンスホールで、田舎から出てきたばかりのジュリエットに出会い、人生初の恋に落ちる。しかしジュリエットは、敵方キャピレットのリーダーの妹だった。2人の出会いはほんの短い間に、周囲の運命まで一変させることになり…様々な恋愛物語のモチーフとなった古典的名作を、現代に繋げる画期的物語の誕生。

著者等紹介

鄭義信[チョンウィシン]
1957年7月11日生まれ、兵庫県姫路市出身。1993年に『ザ・寺山』で第38回岸田國士戯曲賞を受賞。その一方、映画に進出して、同年、『月はどっちに出ている』の脚本で、毎日映画コンクール脚本賞、キネマ旬報脚本賞などを受賞。98年には、『愛を乞うひと』でキネマ旬報脚本賞、日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第1回菊島隆三賞、アジア太平洋映画祭最優秀脚本賞など数々の賞を受賞した。2008年には『焼肉ドラゴン』で第8回朝日舞台芸術賞グランプリ、第12回鶴屋南北戯曲賞、第16回読売演劇大賞大賞・最優秀作品賞、第59回芸術選奨文部科学大臣賞、第43回紀伊國屋演劇賞個人賞、韓国演劇評論家協会の選ぶ2008年今年の演劇ベスト3、韓国演劇協会が選ぶ今年の演劇ベスト7など数々の演劇賞を総なめにした。2014年春の紫綬褒章受章。18年公開の映画版『焼肉ドラゴン』では長編映画で初めての監督も務めた(第28回日本映画批評家大賞作品賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミキ

5
2024-108:うまく翻案されている。コロナで上演中止になった舞台で緊急出版されたものだそう。こうして戯曲を読めるのだから悪い事ばかりではない。2024/09/21

マゲ犬

0
『ウェストサイドストーリー』へのオマージュ⁈ 女性2人がとても魅力的。2022/01/24

たらちゃん

0
舞台にいく予定がコロナで行けなくなり、悲しい気持ちから立ち直れずにいましたが、書籍化してくださり、やっと気持ちに折り合いがつきました。 登場人物に対応してセリフがかかれていて、舞台をみているかのようによめました。もともとロミオとジュリエットの話を知っているから、悲しいことが起こるとわかっていましたが、、やっぱりつらい。あと、物語ではないけど、舞台が中止になった提供者側の想いという、ノンフィクションの部分も(こちらは、読者が勝手に)読みました。2020/07/24

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