感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
20
命を救う放射線。命を奪う放射線。科学の光と影。第一次大戦を背景に科学者達の姿を描く『光の子ども』第三巻。X線装置を積み込んだ特別車で前線を駆け回り、負傷兵達の治療にあたったマリ・キュリーと娘のイレーヌ。多くの兵士の命を救うと同時に、X戦装置に用いたラドンによる被曝がマリの命を削っていく。毒ガスの父と呼ばれたフリッツ・ハーバーは、アンモニア合成法開発の功績により戦後、ノーベル化学賞を受賞する。アンモニアから造られる硫酸アンモニウムは窒素肥料として飢餓から多くの人を解放したとされる反面、(つづく)2020/10/17
kana0202
2
すごい。小林エリカは現代日本のもっとも優れた作家の1人。2022/11/18
とことこ
0
1〜3巻一気読み。放射能に関連した歴史がミュージカルのように流れてくる。2021/03/08
ヨモギの葉
0
軽快なリズムでショッキングな歴史が綴られている。 考えさせられる。2020/04/11