出版社内容情報
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この本の中には、素晴らしい家族がいる。とりわけ素晴らしい子供たちが。
読んで、泣きそうになり、中1の息子を抱きしめに行ったら「暑いからやめて」といわれた。
加瀬さんの子どもたちは、ぼくのところとちがってまだ「使用前」だ。
―― 高橋源一郎(作家)
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たまらなく可愛くておかしな男の子たちの写真と、クセになる文章で大人気の子育て写真ブログ、待望の書籍化!
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お父さんはカメラマン。天才と言われ
内容説明
少々頼りないけどひょうきんな父と、愉快な家族の物語。
目次
2015年(2500円;760円;言ってはいけない ほか)
2016年(尼崎;インファイター;チーズケーキ ほか)
2017年(注文;迷宮入り;冬の朝 ほか)
著者等紹介
加瀬健太郎[カセケンタロウ]
写真家。1974年大阪生まれ。東京の写真スタジオで勤務の後、イギリスに留学。London College of Communicationで学ぶ。現在は、東京を拠点にフリーランスのカメラマンとして本や雑誌等で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
65
【これは家族の日記です】お父さんはカメラマン。天才と言われることもあるが少々頼りなくて剽軽な父と家族の物語。可愛くて可笑しな男子3人の写真に合わせてアホなことをブログに書いていたら、凄く楽しくなって、唯一の楽しみで逃げる場&表現の場に。2017年刊。題名がごっつええ。<最近、小学生になった上の子が風呂に入っているところを写真に撮っていたら、「この写真はのせないでよ」と真顔で言われました。思春期もそう遠くないようです。学校で友達に何か言われてグレられてもなんなので、そろそろやめどきかなと思っています>と。⇒2025/09/03
けんとまん1007
62
だいじょうぶだよ。そうそう、お父さんはだいじょうぶだお・・と、頭の中で何度言っただろう。体温、息遣い、気遣いまでが伝わってくる。奥様とのところが、よ~~~くわかる。どこも同じだなあ~と。2023/04/12
ぶんこ
49
「一万円選書」で読んでみました。カメラマンの加瀬さんご一家の日常なのですが、まるで昭和の時代のようなお子さんたちの様子に癒されました。結構あからさまな様子も記されていて、奥様の懐の広さを感じました。まるで4人の男の子と奥様の生活みたいです。奥様のお母様がまた素敵。下着に気を配っているのを読んで反省。エステにも行ってらっしゃるようで、ここも反省。(年々、若い頃には気にもしなかった肌や髪が気になり、ケア用化粧品が増えていってます)まだ続きがあるようなので楽しみです。2022/07/12
りずみぃ
35
家族に威張り散らし、思い通りにならないと手をあげる父に育てられた私からしたら、「お父さん、だいじょうぶ?」ってタイトルを付けられるお父さんが最強だと思う。お父さんが負けられる家は平和。お金が無くても、仕事がなくても。2018/08/10
たらお
33
Eテレ読書の森へでナビゲーターをしていた菊池亜希子さんが最近読んだおもしろい本で紹介していたもの。著者はフリーのカメラマン。妻と2人の息子がおり、3人目が生まれるといった家族構成。息子たちの写真に150~200字程度の日常をブログにあげていたのを書籍化。嫁さんとのケンカが書かれる一方、嫁さんのパンツを干しているときに「僕は、この人を幸せにできているのかな」と考えていたり、くすっと笑える何気ない日常が書かれている。何気ないけど、視点を変えることでおもしろくなっている。大阪生まれというところもポイント。2023/02/05