宿題の絵日記帳

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宿題の絵日記帳

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784898154601
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0095

内容説明

子供と先生が会話の練習をする補助として、宿題に出された毎日の絵日記。画家の父はにぎやかな家族の日々を、みずみずしく写し取る。高度難聴のやんちゃな娘は、たくさんのおしゃべりとやさしさにつつまれて、少しずつゆっくりと、言葉と声を獲得していく。聾話学校に通う娘のために、父が描いた日々の記録。

著者等紹介

今井信吾[イマイシンゴ]
1938年姫路市に生まれる。63年東京藝術大学油画科卒業(林武教室)。65年東京藝術大学大学院修了(山口薫教室)。68年独立美術協会会員となる。70年多摩美術大学講師、後に助教授、教授。76年第十一回昭和会賞受賞。同年、文化庁派遣芸術家在外研修員として渡欧。以後、姫路市文化センター、日動画廊、池田20世紀美術館、銀座井上画廊、高島屋他にて個展。2013年姫路市芸術文化大賞受賞。現在、独立美術協会会員、多摩美術大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どぶねずみ

30
ろう学校の補助教材にされているらしい。作者の次女が、生まれつき耳が聞こえない。作者が娘の目線で、毎日のように絵日記を仕上げたものだ。私がろう学校で勤めていたのはもう15年以上前の話だけれど、そんな機会もなければ、耳の聞こえない人とどう接したらよいのかすらわからずに戸惑うだろう。本書を読んで感じたことは、どんな障害があっても平等に接し、同じ日常を望んでいるのだということだ。昔を思い出して、懐かしくなった。2017/09/23

けんとまん1007

27
子どもへの深い眼差しを感じる絵日記。毎日が違い、毎日が伸びる。子どもに育ててもらっている面も多いと思う。障害を持っているからこそ、それを補うための視点もある。ただ、自分は、人は何らかの形で障害を持っていると思っているので、素直に受け入れられる。2017/08/30

にゃんた

20
生まれつきの難聴である二女が通っていた聾話学校幼稚部の宿題として父が日々記録した絵日記。そこにあるのは、ごく普通の、毎日を過ごす娘の姿。楽しいことや、いたずらしたことや、悲しかったことや、その時を生きる娘の姿だ。この日常の後ろ側には口話取得や聞くことへの数え切れない努力があっただろう。時々さらっと書かれるそのかけらを見ると胸がギュッとなった。絵を生業とするこの父の娘さん、植本一子さんの「かなわない」の表紙を書かれた人だった。今3人のお子さんを持ち生き生きと仕事をされる彼女の原点を見た気がする。2018/01/18

ネギっ子gen

12
連れ合い聞き書き:プロの画家が、公開を考えていないので、さらっと描いていた。そこのところが味わい深くって。30年前の絵日記を一冊の本にした編集者の力もすごいよね。そうそう新聞の書評で知ったんだった。だから、新聞書評を読むのはやめられないってことになるのかなぁ。感動的な本だった。私の中では、ベスト5に入る。で、人にも紹介し、手話やっている知人に本を貸したら、ものすごく喜んでもらえたっけ。本の中で、お喋りが溢れていて、なんかパワフルな家庭だった。え、うららちゃん、こんな美味しそうな絵を描いているの。3児の母?2019/10/21

らびぞう

11
父娘の愛情溢れる日常を、父である画家が絵日記にしたもの。画家である今井信吾の娘麗(うらら)ちゃんは、聾唖者。うららちゃんが通う日本聾唖学校の授業で、日々の出来事をその子どもと先生が会話するための補助として、保護者に宿題とされたものである。七夕やクリスマスなどの季節の行事をはじめ、娘二人のお友だちや親戚、近所の人たちなどの周りの大人たちと関わり、そのような日常を切り取っている。また、親子だからこその諍いを赤裸々に表現しているからこそ、愛情が垣間見える。新米お父さんに読んでもらいたい一冊かも。2021/08/07

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