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アートディレクター江島任 手をつかえ

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  • サイズ B6判/ページ数 647p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784898153888
  • NDC分類 674.3
  • Cコード C0070

出版社内容情報

日本のクオリティマガジンの礎を築いた男、江島任。
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東京藝大在学中に、仲條正義(「花椿」)、福田繁雄(“日本のエッシャー”)とともに三羽ガラスとして鳴らし、
コンテストの常連として賞金を荒稼ぎした江島は、
やがて「ミセス」「ハイファッション」「装苑」のアートディレクターとして
高品位な女性誌のオリジナルなスタイルを確立する。

返す刀で、実質的な編集長を務めた伝説の「NOW」を創刊し、
誰も見たことのなかった男性誌の極北をばく進。
やがて多くの熱狂的なフォロワーたちが作り手にもまわり、
江島自身は「PLAYBOY日本版」のアートディレクターに就任するなど、
日本における男性向けクオリティ誌の道筋を照らし続けた。

一方、広告の世界でも、「懐石サントリー」などの仕事は社会に大きな影響をあたえ、
アートディレクターという存在の価値を力強く知らしめるものとなった。

本書は、日本の戦後マガジン史にエディトリアルデザインの金字塔を打ち立てた
江島任の偉大な仕事と忘れ得ぬ人間像を、数々の貴重な図版と関係者の肉声、
江島自身へのロングインタビューなどで構成した決定版である。

◎本書に登場する人びと
亀倉雄策 /河野鷹思 /木村裕治 /日下弘 /田中一光 /仲條正義 /早川良雄 /原弘 /
福田繁雄 /堀内誠一 /山城隆一 /和田誠 /秋山庄太郎 /操上和美 /立木義浩 /池波正太郎 /
五木寛之 /糸井重里 /オキ・シロー /佐藤隆介 /柴田錬三郎 /白洲正子 /野坂昭如 /向田邦子 /
石井鶴三 /猪熊弦一郎 /湯村輝彦 /林武 /今井田勲 /江島玉枝 /大沼淳 /島地勝彦 /花森安治 /
石津謙介 /稲葉賀恵 /浦野理一 /田中清玄 /福知千代 /福原義春 /槇文彦 /柳宗理 /
リチャード・ラトレッジ /アレクセイ・ブロドヴィッチ /カーメル・スノー /レイモンド・ローウィ ほか

江島 任[エジマ タモツ]
1934年生まれ。東京藝術大学卒業。
文化出版局、アドセンターを経て60年、世界デザイン会議準備メンバー、
東京オリンピック大会デザイン懇談会メンバーに。
61年、アートディレクターとして「ミセス」創刊に携わる。
64年、東京オリンピックのデザインスタッフとなる。
68年、男性雑誌「NOW」創刊、ADとして参加。
以後、「週刊文春」「諸君! 」「装苑」「PLAYBOY日本版」など
多くの雑誌のアートディレクションを手がける。2014年死去。

目次

1 江島任の仕事(NOW;二十歳で出会って 立木義浩;ボスの色気、大人の哀愁 湯村輝彦 ほか)
2 手をつかえ(誌面の躍動美は「手」で追求される 江島任;堀内さん 江島任;雑誌を創るのはむずかしい 江島任 ほか)
3 江島任という男(あのころ若かった大先輩は、何を考えていたのかなぁ。 糸井重里;人生全部一人遊びだったなあという気がするんです。;his monologue 藝大時代 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

matsumoto@読書中

4
「装苑」「ミセス」「ハイファッション」「NOW」など文化出版局の雑誌を手がけたアートディレクターの仕事大全、全656頁の大冊。前半はそのエディトリアルデザインがこれでもかこれでもかと並ぶ。後半は江島本人のインタビュー、関係者の証言。ともかく、60年代、70年代にこれだけ斬新でシャープなデザインがあったことに圧倒される。Macどころか、トレスコもコピー機もなかった時代、まさしく「手をつか」ったエディトリアルの数々。僕自身はビジュアルよりも活字志向の人間だが、5400円を払う価値は充分あった。2016/07/12

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