内容説明
いつでも私の前には服の在庫だけが残り、妹の前には札束が積まれていた。孤高のファッションデザイナー、翔んでる家族と猫との日々を綴る。
目次
時計
犬と猫
タイムマシン
みえちゃん
喫茶店
プレゼント
おかず
電話
ベンチ
生きている〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユカ
36
前作に引き続き,とてもおもしろかったです。CPものりやすも出てきてうれしかったです。種類は違えど,どこのおうちも父や母は変人であるらしい。わが家も例外ではなく,家族からみて明らかに変です。ところで山田かおりさんの文章表現がとても好きです。「鼻にギャザー」,「(おばさまたちが喫茶店で)綾小路きみまろを朗読している」などなど。勉強したいので,ぜひもっと読ませてください。2017/07/08
野のこ
29
これもまた犬のようにくんくんと嗅ぎながら読みました。やっぱり懐かしいにおいがくせになります(匂いフェチなもので…)ほんと愉快で楽しいご家族!とても仲がよくて微笑ましいです。山田さんの「チャッピーの月亭八方みたいなワンピース」の歌が気になりました。バカボンのパパと昆布に太巻きになるほどー似てる!って思いました。「猫には〜」も予約して届いてるみたいなので楽しみです。2017/07/23
したっぱ店員
24
新刊が出てるのをここで知ってあわてて購入。お父さんのエピソードがダントツ面白い。とくにメール&電話の話、笑わせていただきました。読み終わってすぐ言うのはなんだけど、次巻が待ち遠しい。なんども読み返し、のんびり待つことにしよう。2013/04/05
風里
15
家族エッセイとでもいうのだろうか。 大阪だからなのか持って生まれた個性なのか、それぞれがある意味強烈。 思い描く家族の有り様って意外と幻想なのかもしれない。2012/12/25
太陽の塔
8
まさかの&待望の第2弾!今回はお父さんにより多くスポットが当たっていて、そのつかみ所がなく憎めないキャラがかわいく、それを優しく見守る母と娘がいとおしい。鋭い観察眼と人とは違う視点からのモノの見方、それを表現する言葉選び。この脱力系エッセイおそるべし2013/01/29