内容説明
八年前、みさおおばあちゃんは一匹の猫と出会いました。おばあちゃんは、「福の神様が来て、全てが丸く治まるように」と願いを込めて「ふくまる」と名付けました。「お日様の下を生きる事ができれば、すべてが好日」。おばあちゃんと、ふくまるは今日も畑へ出かけます。
著者等紹介
伊原美代子[イハラミヨコ]
1981年千葉県生まれ。02年日本写真芸術専門学校報道科卒業後、樋口健二氏に師事。地元・千葉で今も活動する海女たちに取材を続けている。第一回名取洋之助写真賞奨励賞、日本ドキュメンタリー写真ユース・コンテスト優秀賞、上野彦馬賞・日本写真芸術学会奨励賞を受賞している。清里フォトアートミュージアムに作品が所蔵されている。PSJ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真香@ゆるゆるペース
143
図書館本。畑仕事に精を出すみさおおばあちゃんと、オッドアイの白猫ふくまるの写真集。ふくまるという名前は「福の神様が来て、すべてが丸く治まるように」という願いを込めてつけたとのこと。耳の遠くなったおばあちゃんと生まれつき耳が不自由なふくまるは、美しく豊かな自然の中、寄り添いながら暮らしている。二人の写真からは、人としての本来の生き方や平凡な日常の大切さなど、言葉はないのにたくさんのことが伝わってきた。飼い主とペットという枠を超えた二人の絆に、自然と涙が… 猫好きさんにはもちろん、疲れてる方にもオススメ。2021/06/10
seacalf
112
最高。ああもう、最高!どうなの、この写真一枚一枚から溢れまくっている幸福感は!すっかり耳の遠くなったみさおおばあちゃんと、生まれつき耳の悪い猫のふくまる、田舎で暮らす彼らの日常が綴られているのだが、どれも素敵な写真ばかり。ページをめくるたびに寄り添い合って暮らしているのがすごく伝わってくる。『NO BOOK NO LIFE』で紹介されていたのでチェックしておいたが、猫さんだけでなく、まさかおばあちゃんにここまでぐっとくるとは。誰彼構わずプレゼントしたくなるくらいがっつりお勧めの一冊。幸せ気分になれますよ!2019/01/26
AKIKO-WILL
100
この写真集ステキ(*^^*)両方の瞳の色が違う猫のふくまると86歳のみさおおばあちゃん。いつも側にいる1人と1匹の姿には癒されます。孫のような猫ふくまるが可愛い。みさおおばあちゃんが大根洗ったり、新聞読んだり、魚を下ろしたり、お風呂に入っている時も真近にいておばあちゃんを見ている。あまりにも自然な関係が見ていて微笑ましい。ふくまるの瞳の色は引き込まれますし、写真もサマになる。2016/08/20
もんらっしぇ
95
読友さんから教えていただく。オッドアイ(Odd-eye)左右の虹彩色が異なる猫「ふくまる」の何やら俺様的で傍若無人風な表情が面白く手に入れました。ワンちゃんと仲の良い老婆のお話は、有名な『わさお』など、事例としてたまには耳にしたものですが、猫ちゃんとおばあさんのこれだけフォトジェニックな仲良しパターンは今だかつて見たことがありません。撮影者がおばあさんの実の孫で長年撮り溜めた沢山のショットがあってこそ。で、この自然な表情の良い写真集になったのでしょうね~♪ 2021/07/19
パフちゃん@かのん変更
94
田舎で元気に畑仕事をしているみさおさんと飼いネコのふくまるくん。殆ど一心同体のように心が通い合っているように見受けられる。ふたりともとても穏やかで幸せそうだ。心通う相手がいるということは幸せなことだな・・・と素直に思える。あたたかないい写真集です。2015/06/06
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