内容説明
動物の死体から新たな知を生み出す。遺体科学者が自らの学者生活をもとに書き上げた21世紀の東大教授奮闘記。
目次
桜の夜
孤島のバイオリニスト
非対称な死
獣医師の仕事
子羊たちの昼食
葱を買う
あの日の動機
雨の花
二十一世紀の迷い犬
解剖室の大地
日曜日の解剖図
摩天楼の月
戦場の友
熱砂のお喋り
華僑、巨卵に会う
奥さんの宝物
不意の来訪者たち
血糊とピアノ線の含意
理事詣で
愛すべきエジソン
良い子が育つ正しい大学
火を飲む「女」
時を継ぐ展示室
“オブジェ”の晴れ舞台
残雪のJOLF
茶請けの紙製品
アトリエよ、幸福なれ
小さな願い
著者等紹介
遠藤秀紀[エンドウヒデキ]
1965年生まれ。東京大学総合研究博物館教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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