内容説明
こころのポケットに入る366の天使たち。キラキラした毎日と出逢うめくるめく絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちはや@灯れ松明の火
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空の中に、花の影に、はたまた洗いたての洗濯物や冬場のコタツの上にも色とりどりの羽根をもつ天使がいて、わたしたちの毎日を見守っている。雨だれの音に混ざるインスピレーション、時々思い出すセピア色した子供時代の記憶、桜の木の下に埋まるのは潰えてしまった夢の亡骸。目にはさやかに見えねども心はその羽音を聞いている。図書館の書棚からお勧め本の背をちょこっと引っ張り出してきて運命的出会いを演出してみたり、誰も借りたことのないような本の隙間ですやすやと昼寝をしていたり。思いがけなく近くに寄り添ってる、八百万の天使たち。 2014/05/09




