内容説明
20世紀人類は膨大な知を築き、様々な情報がデジタル化への道を歩み始めた。今私たちは、21世紀に向けて法・倫理・教育・経済・社会心理といったさまざまな分野において、われわれがこれまでに築き上げ、承認してきた原理・原則のうちで、どのようなものを捨て去るべきなのか、また、どのようなものを21世紀において継承すべきなのか。本書がそれを考える端緒になるだろう。
目次
1 情報化社会と刑法
2 知の伝搬―技術と独占の間で
3 無自覚な力―デザインをめぐる諸相
4 ネットワーク社会における新しい教育―捨て去るものと引き継ぐもの
5 情報知識社会の進展と学校教育の課題
6 インターネット時代のジャーナリズム―求められる自己改革
7 インターネットは社会を変えるか?―インターネットビジネスの現状とこれから
8 商品化・情報化社会における生活感覚の変容―若者ユーザーによる移動体通信の利用状況を通して
9 心理学における方法論の変遷―変化をはかる
10 エピステーメの往還―13ページで語る西欧2500年の知の歴史と21世紀の知の展望
著者等紹介
雨宮俊彦[アメミヤトシヒコ]
1954年生まれ。1985年、関西大学大学院博士課程後期課程修了。現在、関西大学社会学部教授(人間工学)
神原理[カンバラサトシ]
1965年生まれ。1995年、神戸商科大学大学院博士後期課程修了。現在神戸商科大学商経学部講師(商品学・消費経済論)
清水和秋[シミズカズアキ]
1951年生まれ。1979年、関西大学大学院博士課程後期課程修了。現在、関西大学社会学部教授(心理測定法)
辰巳明久[タツミアキヒサ]
1958年生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒業。現在京都市立芸術大学美術学部講師(ビジュアルデザイン)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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