内容説明
数百年の歴史を持つ樂焼・永樂焼をはじめ京の都で焼かれた古陶磁の名品に、寛永年間創業の老舗料亭『道楽』の当主が伝統の京料理を盛りつける。本当の京料理の最も美しい瞬間をオールカラーで掲載。京料理に込められた薀蓄や盛りつけの極意もわかる決定版。
目次
樂に盛る(器・十一代慶入作鴬硯形向付、料理・柿なます;器・十三代惺入作長角向付、料理・鰯のぬた ほか)
永樂に盛る(器・十五代正全作鶴鉢、料理・にらみ鯛;器・十一代保全作黄交趾梅向付、料理・畑菜の芥子和え ほか)
京焼きに盛る(料理・京のおせち・小倉蓮根・ふぐの薄造り・鴨ロース・他;器・三浦竹軒作金襴手六角鉢、料理・京地鶏鋤焼 ほか)
きょうのおやつ(器・永楽即全作扇透し鉢、おやつ・葩餅;器・樂宗入芦鷺之図鉢、おやつ・芋するめ ほか)
著者等紹介
飯田知史[イイダサトシ]
1959年、老舗料亭「道楽」に生まれる。東京・築地の料亭にて丁稚奉公を積んだのち、十四代目として『道楽』で腕を揮う。古の料理を研究し、今に生かす料理論を展開、多くの新聞・雑誌に連載し、鬼才料理家と評される。「うなとう(鰻・田中唐辛子)」をはじめ「鶉と芹の鋤焼」「茗荷氷菓」「干桃果」等、独自の料理の考案にも余念が無い。現在、美食の会『真味倶楽部』や『名工の器で楽しむ懐石』等を主宰する傍ら、『伝承京料理勉強会』にて家庭・生活に根ざした伝統京料理の普及にも努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 太陽エネルギー読本