目次
第１章 序文：王様と私
第２章 フロイト殺し（再び）
第３章 知っているということ、そして見捨てること：現代におけるエディプス
第４章 転移の解釈
第５章 不断の変化、幻想、心の概念
第６章 エロスの序説：ハンス・レーワルドの業績
第７章 エロスと知らないということ：プラトンの『饗宴』の精神分析的意義
第８章 境界を試す：アリストテレスの倫理学における悲劇の位置
第９章 カタルシス
第１０章 『国家』の内側と外側
著者等紹介
リア，ジョナサン［リア，ジョナサン］［Ｌｅａｒ，Ｊｏｎａｔｈａｎ］
現在シカゴ大学教授（Ｊｏｈｎ Ｕ．Ｎｅｆ Ｄｉｓｔｉｎｇｕｉｓｈｅｄ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｐｒｏｆｅｓｓｏｒ ａｔ ｔｈｅ Ｃｏｍｍｉｔｔｅｅ ｏｎ Ｓｏｃｉａｌ Ｔｈｏｕｇｈｔ ａｔ ｔｈｅ Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ ｏｆ Ｃｈｉｃａｇｏ）。まずエール大学、次にケンブリッジ大学で学び、ニューヨークのロックフェラー大学で、哲学で博士号（Ｐｈ．Ｄ．）を取得。最初の著書、古代ギリシャでの形式論理学の研究書“Ａｒｉｓｔｏｔｌｅ ａｎｄ ｌｏｇｉｃａｌ ｔｈｅｏｒｙ”（１９８０）を上梓。ケンブリッジ大学の特別研究員として哲学を専攻し、同大学で教える。彼の研究は古代世界の哲学と、時代の哲学における論理と言語の問題に集中した。その後エール大学で哲学を教え、教授となる。エール大学に在職中、ウエスタン・ニューイングランド精神分析研究所（Ｗｅｓｔｅｒｎ Ｎｅｗ Ｅｎｇｌａｎｄ Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅ ｆｏｒ Ｐｓｙｃｈｏａｎａｌｙｓｉｓ）で精神分析学を修める。この間に、精神分析医ハンス・ローワルドと親交を結んだ。シカゴ大学へ移り心理学と哲学の交差点を研究し続ける
竹友安彦［タケトモヤスヒコ］
１９４５年大阪大学医学部卒業。生化学教室勤務。１９４９年医学博士取得。同大学精神神経科教室勤務。１９５０年フルブライト（当時：ガリオア）留学生として渡米。１９５２～１９６４年ニューヨーク州立ロックランド病院研究部研究員。１９５９年コロンビア大学医学部精神分析研究所卒業。１９６４～１９６９年Ｎｅｗ Ｙｏｒｋ Ｃｉｔｙ Ｈｅａｌｔｈ Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ｃｏｕｎｃｉｌ Ｃａｒｅｅｒ Ｓｃｉｅｎｔｉｓｔ。１９７０年～アルバート・アインシュタイン医科大学Ｆａｃｕｌｔｙ。１９９５年同大学精神医学臨床名誉教授。１９８４～１９９１年大阪大学医学部招聘教授（精神分析学）。１９９２年～Ｃｏｌｕｍｂｉａ Ｐｒｅｓｂｙｔｅｒｉａｎ Ｍｅｄｉｃａｌ Ｃｅｎｔｅｒ Ｊａｐａｎｅｓｅ Ｃｅｎｔｅｒ ｆｏｒ Ｑｕａｌｉｔｙ ｏｆ Ｌｉｆｅ Ｓｔｕｄｉｅｓの設立に参与し、現在Ｄｉｒｅｃｔｏｒ。１９９８～２００５年コロンビア大学医学部精神医学講師。２００２年～Ａｍｅｒｉｃａｎ Ｃｏｌｌｅｇｅ ｏｆ Ｐｓｙｃｈｏａｎａｌｙｓｉｓ Ｆｅｌｌｏｗ。１９７６年～精神科医。ニューヨークで精神分析医として開業
勝田有子［カツタユウコ］
１９８８年順天堂大学医学部卒業。１９９８～２００５年Ｔｈｅ Ｗｉｌｌｉａｍ Ａｌａｎｓｏｎ Ｗｈｉｔｅ ＩｎｓｔｉｔｕｔｅおよびＮａｔｉｏｎａｌ Ｐｓｙｃｈｏｌｏｇｉｃａｌ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ ｆｏｒ Ｐｓｙｃｈｏａｎａｌｙｓｉｓ（ともにニューヨーク）で、精神分析と児童・青年のための精神療法を研修。２００５年神奈川県小田原市にて開業。医学博士。精神保険指定医
吾妻壮［アガツマソウ］
１９９４年東京大学文学部第三類ドイツ語学ドイツ文学専修課程修了。１９９８年大阪大学医学部卒業。在沖縄米国海軍病院インターン。１９９９年大阪大学医学部附属病院及び関西労災病院にて研修。２０００～２００４年アルバート・アインシュタイン医科大学精神科レジデント。２００３年コロンビア大学医学部精神分析研究所、及びＷｉｌｌｉａｍ Ａｌａｎｓｏｎ Ｗｈｉｔｅ Ｉｎｓｔｉｔｕｔｅにて精神分析の研修。２００５年アルバート・アインシュタイン医科大学精神科リサーチアソーシエイト。在ニューヨーク日本総領事館精神科顧問医（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- LE CHANTEUR
