内容説明
17世紀以来のアメリカの家具・建築・絵画・工芸の様式と移り変わりを、在米30年の美術評論家が解き明かす。
目次
アメリカ美術の特質
ジェームズタウン創設の時代
ジャコビアン様式
ウィリアム&メアリ様式
ジョン・スマイバートとバーミューダ島
クイーン・アン様式
フォーク・アート
ヘックス・サインとフランクチュア・ペインティング
丸木小屋
無名画家ライムナーの活動
肖像画家ジョーゼフ#バッジャー
植民地ロココ様式とポール・リビア
独立戦争とジョン・シングルトン・コプリー
新古典様式
フェデラル様式とダンカン・ハイフの家具
ピラ・アンド・スクロール―量産革命の時計デザイン
折衷様式
シェーカーの家具
近代につながるアメリカン・アンティーク
著者等紹介
市田幸治[イチダコウジ]
1936年生まれ。日本大学芸術学部映画科を経てパリに2年間外務省私費留学生として滞仏。パリ西武百貨店のアンティーク・バイヤーとして、欧州各地のアンティークを研修する。帰国後西武百貨店美術部に勤務。1973年「一枚の絵」駐在副社長として米国美術・骨董研究のためニューヨークへ赴任。以後、ニューヨークを拠点に全米各地から英国、フランス、東欧、中国へ骨董研究の旅を続けている。1987年より4年間ニューヨーク2番街56丁目「マンハッタン・アーツ&アンティーク・センター・ギャラリー43」で骨董店を開く。1996年以後毎年「銀座・ギャラリー・うえすと」にてアンティーク展を開催。美術評論家連盟会員、日本ペンクラブ会員
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