内容説明
われわれが現在立たされている終端、すなわち環境問題の窮地にいたった原因のほとんどが、19世紀および20世紀初期にかけて起こったものである。本書は、水、土地、エネルギー、交通および職場において起きた環境問題の歴史展開を19世紀の初期まで遡って究明している。その初期に激しく対立した議論、警告および選択肢的提案があったことを明らかにしている。その中に、現在の経営プロセスにおける意志決定と同じ方向性を見出すのは難しいことではない。
目次
序説
エネルギー
水質汚染の自然権利―19世紀と20世紀の水の歴史
スモッグ、煙および酸性雨
土地の環境史に関して
理想を上げ下げする自動車社会
歴史を通して危険の絶えない健康リスク職業
故郷色の保全:市民の保護運動
無産階級者の自然会得のための社会遍歴の旅
著者等紹介
平井旭[ヒライアサヒ]
1936年生まれ、明治大学工学部電気工学科卒業、静岡県立大学大学院修士課程修了、駒澤大学大学院博士課程修了、経営学(環境)博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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