内容説明
現代にこそ求められる経営理念とその実現に挑んだ苦闘の日々。
著者等紹介
羽佐田直道[ハサダナオミチ]
1940年、名古屋市生まれ。65年、名古屋大学を卒業後、出版社に入社し、雑誌編集部、書籍出版部にて勤務。その後、書店を経営するかたわら、マーケティング、経理等に関する著作を刊行。2001年より行政書士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fuku
1
商人は凄いなぁ。2013/12/14
山中崇之
0
週刊ダイヤモンド17/Sep「商社の正体」で、商社の現状をオサライ出来たら、「そもそも商社の起源って何なんだ?」って疑問が沸いて、手に取った本がコレ。 三井(三越)の祖である三井高利の伝記で、史実に基づいたフィクション本になっている。商売実績、事件、出店記録などの実録をもとに、高利の心情を推察して物語として書かれている。とても読みやすい。 単なる江戸時代の商人の伝記本という印象に留まらず、日本の商人イズム(三井イズム)を再発見する経営本としても面白く読める。 即ち、三井は既存の大名・武家御用聞き商人が主戦2011/09/28
Mariyon
0
小説とはいえ、三井さんの成り立ちと時代背景がよくわかりました。比較されやすい三菱の弥太郎さんの龍馬伝でのドラマチックな物語とは違いますが、三井財閥も始めはベンチャー企業で苦労なさった様子がなかなか面白かったです。2011/10/29
hiko
0
三井の源流である。三井高利が松尾芭蕉と対談しながら、生立ちを語るという不思議な流れで描かれている。商売的には現代では当然の内容だが、江戸時代で考えると異様だったのだろう。あとがきにダイエー創業者の中内功さんと三井高利の足跡が似ていると作者が書いている。面白い2024/02/27