ロマノフ朝最後の皇女 アナスタシアのアルバム―その生活の記録

ロマノフ朝最後の皇女 アナスタシアのアルバム―その生活の記録

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  • サイズ B4判/ページ数 64p/高さ 26X27cm
  • 商品コード 9784897844725
  • NDC分類 288.493
  • Cコード C0023

出版社内容情報

ロシアの皇帝の末娘に生ませたアナスタシアは、写真をとるのが好きでした。皇帝一家がロシア革命で処刑させるまでの、17年の人生を、豊富な公式写真や家族のスナップ、彼女の作品などと共に紹介します。

小中~



内容説明

ロシア皇帝の末娘に生まれ、めぐまれた生活を無邪気に楽しんでいたアナスタシア。しかし、彼女の国は、日露戦争に敗れ、第1次世界大戦によって国力を失い、1917年、ついに革命を起こします。家族とともにシベリアに追放され、処刑されたとき、彼女は17歳になったばかりでした。写真を趣味にしていたアナスタシアは、この激動の時代の一家の生活を、自分ではそうとは気づかず、記録写真にして残しました。ときには白黒の写真に色をつけ、アルバムの台紙に花の絵を描くこともありました。ここにはじめて公開される写真と絵は、このようにしてつくられた彼女のアルバムの一部です。彼女の手紙や、身近にいた人びとの回想も収録してあります。それらはおのずから1つの物語になり、あらゆる年齢の読者をひきつけずにはいないでしょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鷺@みんさー

31
豪華な装丁、タイトル通りふんだんに貴重な写真が散りばめられていて、豪奢な調度類やきらびやかな正装にうっとり。表紙のアナスタシアは本当に「プリンセス」そのもので、けれどおどけた写真も多く、彼女の陽気でお茶目な性格がかいまみえて嬉しい。…だからこそ、革命以降のページはつらいな。アナスタシアを自称したアンナ・アンダーソンの死後の調査についても、発刊当時の最新情報を載せている。おねだん2500円の豪華な絵本。アナスタシアのその後については、個人的には島田荘司のが好き。2021/04/27

霞草

13
【図書館】優しい両親、三人の姉と待望の弟に囲まれ第四皇女として生まれたアナスタシア。何百人もの召使がいて煌びやかなドレスを着飾り澄まして写る彼女だけれど、お茶目な十代の女の子が辿らなければならなかった最期に胸が痛む。浴室やトイレのドアは外され、唯一の心の慰めだっ景色を見る事さえも窓にペンキを塗られ奪われてしまう監禁生活の悲惨さ。沢山の写真と共に語られるロマノフ朝最後の物語はあまりにも衝撃的で、今彼女達が安らかに眠っていますようにと祈った。偶然手に取ったけど彼女の誕生日に読めた事に何か縁のようなものを感じた2014/06/18

momonnga

12
ロマノフ王朝の皇女アナスタシアの話。アルバム見てるとアナスタシアは家族が大好きな何処にでもいる普通の女の子だと分かる。やっと産まれた皇太子が血友病で、皇后もニコライ二世も国民の生活のことより家族の事で頭がいっぱいになってしまった。国民に対してはちょっと無関心だったかなと。この人達が皇族じゃなかったら普通の仲良い家族で生きられただろうに。革命後は常に監視され自由もなく皇女達自ら野菜を育てたり薪を割ったりと労働させられて落差が凄かった。第4皇女で生前は周りからの注目度が低かったのに死後一番有名になったのは皮肉2020/08/29

ネジとサビ

9
中学校図書館で発掘! 表紙も取られ、写真が多いからか7類に分類されていた。 何だろうと手に取ると!いやぁ面白かった。 歴史好きな家族と一緒にワイワイ読んだ。あまり触れられてなかったけど、ラスプーチンで盛り上がる。 表紙がないの、本当に残念~2023/06/13

hiro6636

2
FGOや名探偵コナンでもちょこちょこ出てくるロマノフ王朝。その最後がアナスタシアの撮った写真や手紙と共に分かる一冊。2019/01/26

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