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目次
第1章 新しい仕事
第2章 おまえたちの下で炎がうずまいているんじゃぞ!
第3章 奇妙なできごとが次から次に
第4章 ベスビオ火山の怒り
第5章 亡霊のさまよう町
第6章 わしらに天罰がくだったのじゃ!
第7章 浜辺に逃れいく人びと
エピローグ 歴史を通して見たヘルクラネウム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七月せら
12
有名なボンベイとはまた別の運命を辿って、当時の姿を今に伝える遺跡ヘルクラネウム。考古学博士である著者が発見された人骨を丁寧に発掘し秘められた物語を紐解いていく姿が、写真やイラスト付で紹介されていて、考古学への興味が深まります。並行して語られる当時のヘルクラネウムに生きていたかもしれない奴隷の少女の物語は、発掘に基づいた登場人物や街並みで構成されており、遠い過去が少し身近に想像できる不思議な感覚です。2019/11/25
やうこ
0
古代ローマ、ベスビオ火山の大噴火により壊滅した町、ヘルクラネウム。同時に被災した町ポンペイは有名だが、ヘルクラネウムも火砕流が6回(ポンペイは2回)堆積土は20m(ポンペイは4m)と甚大な被害を出していた。発掘された人骨(検証され、年齢、奴隷、兵士など判明している)や遺跡などを基にした物語を交えて、紹介されている。児童書なので、物語性があった方が、子供には悲惨さがわかりやすく伝わるのかもしれないが、そこはフィクション。やはり、リアルな遺物、事実の写真や検証結果に心が動く。もっと詳しい事が知りたくなった2016/08/02