内容説明
各企業において見直しが迫られている退職金制度。従来の雇用慣行の崩壊、年金制度の改革が進むなかで、労使ともに、従来続いてきた退職金制度の変革のときに直面している。改めて退職金とは何か、労使間の理解と合意のもと、円滑に進めるためにどのような点に留意しなければならないか。本書は、最近の退職金制度の動きや判例を踏まえて解説する。
目次
第1章 わが国の退職金制度(退職金制度の沿革と発展の流れ;企業の退職金事情)
第2章 退職金制度の概要とその移行手続き(主な退職金制度の概要;退職金制度の変更・移行手続き)
第3章 退職金制度をめぐる判例事例とQ&A(総論:退職金の法的性格;退職金の請求権をめぐる問題;退職金の改定と不利益変更;退職事由による減額;その他)