内容説明
梶原一騎、未公開の遺稿。「あしたのジョー」「巨人の星」「愛と誠」、全ての英雄(ヒーロー)たちの面影がここにある。残酷なまでに純粋な少年たちの哀愁の調べが胸に迫る傑作。絶望的なまでの透明感、虚無、憎悪、背徳、そして切ない友情…。劇画では描き切れなかった人間の内面を、ミステリー小説の形を借りて再び巨匠が読者に鋭く問いかける。時代を超えた普遍の魂がここにある。日本の劇画史上に巨大な足跡を遺した梶原一騎が、最後に書き残した幻の小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那智@灯れ松明の火
1
『46億年の恋』が好きで拝読。香月は色白坊主で、有吉は殺人でなく障害で服役。香月の死因は扼殺、犯人の動機も違う。映画との相違はあって当然だしそれを承知で読んだが一番肝心な部分が…!香月の最期はそれでいいのか。有吉との関連性がよく分からない。過去の影響か?でも香月が女に手を出す場面では有吉同様苦しい気持ちになった。享年19才。少年院だから皆10代か…。当初なかなか読み進められなかったが有吉が手管を用いて動き出したところから面白くなってきて、一気に読めた。野上可愛いよ野上w有吉の所為でBL要素が強いかも2010/11/24
こより
0
これをあの映画に書き起こすのすごいなー 初めて読んだ稀少本。2016/11/30
青芝
0
とりあえずスッキリした。けど、なんか不完全燃焼。2009/02/03