内容説明
世界に衝撃を与えた『梶原一騎愛娘誘拐殺人事件』出せなかった娘・暁燕への手紙「あなたの死を決して無駄にしない!!」哀しみを乗り越えた著者が沈黙を破り、渾身の書き下ろし。
目次
第1章 暁燕誘拐事件―15日間の悔恨
第2章 絶望の果てに
第3章 暁燕の死の意味
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki Nishizumi
3
やはり人としてやってはいけないことを犯した者は何らかの報いがあるべきじゃないのだろうか、それを乗り越えるのが人の課題なのだろうか2018/01/03
兼田りん
2
著者の前を向き続ける姿は、見る人によっては悲劇の割に冷淡に映るかも知れない。しかし大半の人間は、彼女の強い姿の裏に隠された悲嘆の時間を思うと気の遠くなる思いがするだろう。平坦ではない人生を歩む著者の人生最大といっていい悲劇は、もしかすると文字では書き表せないのかも知れない。2015/11/06
うさこ
2
一気に読んでしまいました。「どんな境遇であっても、それを運命として一旦は受け入れなければ、人間は困難を乗り越えることはできないのです」 犯人の境遇を思いやって出た言葉なのでよ。この白冰冰さんという人はすごい!極貧の家庭に生まれたにもかかわらず、台湾の大スターでありえたのも納得できます。台湾の治安をよくするために『白曉燕文教基金』を設立し、同じような被害者の救済にあたるとは。法律まで変えようと動かれています。当時42歳。現在57歳。一度お会いしたいものです。2012/05/22
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