内容説明
19世紀末、『人間シェークスピア』の作者として、また『サタディ・レヴュー』のオーナー兼編集長として活躍した著者の性と享楽の自伝。また同時に本著は、イギリスの社会、政治、文学の裏面史ともなっている。登場人物はオスカー・ワイルド、ビアズリー、カーライル、ラスキン、モーパッサン…と多士済々。彼らの知られざる人物像を赤裸々に描いた力作。
目次
東洋への旅(船上にて;インドにて;シナ、日本にて)
少年時代
イングランドでの学校生活
自由の国・アメリカへ
偉大なる新世界
シカゴでの生活
学生生活と情事
十八歳になって―下宿先の娘・ケイト〔ほか〕