鈴木喜代春児童文学選集〈11巻〉一郎地蔵・動く砂山

鈴木喜代春児童文学選集〈11巻〉一郎地蔵・動く砂山

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  • サイズ A5判/ページ数 175p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784897774725
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

内容説明

小学校6年生の光子は、夏休みに母の実家の青森に、一人で旅行します。そこで見たものは、ばらばら髪で目の血走った「鬼ばば」でした。おばあちゃんにいろいろたずね、その人が戦争で夫と一人息子を失ったトメばあさんだということがわかります。光子の夏の自由研究という形で物語りが進行していきます。『一郎地蔵』。秋田県能代地方は、冬の季節風がたいへん強い地域です。海岸の砂がまき上げられ、一夜にして家屋が砂に埋められるほどです。そこに砂防林を育てた人々と、少年寅松の物語りです(『動く砂山』)。

著者等紹介

鈴木喜代春[スズキキヨハル]
1925年、青森県に生まれる。青森師範学校卒業。千葉県の小・中学校に38年間勤務。在職中から、子どもの作文・読書の指導をよくし、人の心の奥底にひそむ善意をひき出す教育を実践。その姿勢が創作に投影、人の心と行動を緻密に描き出す作品を生み出す

岩淵慶造[イワブチケイゾウ]
1942年、青森県弘前市に生まれる。子供の頃より絵をかきはじめる。亜細亜大学卒業後、商業デザインを手がける。1967年よりさし絵をはじめる

太田大輔[オオタダイスケ]
1953年、東京に生まれる。グラフィックデザインの仕事を経て、独学で木版画を始める。アメリカで個展3回、好評を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。